uBITXのディスプレイの電流を測ろうと思ったのだけど、手持ちのデジタルテスタ(デジタルマルチメータ)をmAモードにして電源とに間に挟んでみるけれど、どうやっても測れない。接続すると何やら数字は出る、というか、でたらめな値がちらついたりする。「あれ?テスタ、壊れたか?」と思ってVモードにするとこんな具合にそれらしい値がちゃんと表示される。
ちなみに、これは、ALINCOのDM-330MVのプリセット電圧。13.8Vじゃない。ま、誤差の範囲だからどうでもいいが。
話を戻してテスタ。電圧は測れるんだから、テスタそのものが壊れたわけではないはず。
じゃ、電流モードが壊れた?そんな壊れ方するのかなぁ?アナログテスタとは構造が違うのでいまいちピンとこない。試しにコンデンサを測ってみたら、こっちもおかしい。ちなみに、抵抗は測れた。電流モードと、キャパシタンスモードの故障?うーん…。
そういえば、テスタって中にフューズが入っている。ひょっとしてそれが飛んだ?
ガラス管じゃなくて、中が見えないので目視では切れているかどうかはわからず。何だろ?セラミック?ともかく、導通をチェックしたら切れてた…。なんだ、こいつのせいか。
一応、定格通り(250V 200mA)のフューズを入れてみた。普通のガラス管のもの。問題ないだろうとは思うが、ちょっと気にはなる。
これで、無事、測定できた。
フューズが飛ぶようなことをやったつもりはないけど、気づかずに何かやらかしたのかな?ま、おかげでテスタは無事だったみたいなので良かったということにしておく。
考えてみれば、電圧モードではテスタ内にはほとんど電流は流れない。なので、フューズで保護する必要はないか。抵抗モードでは内部の電池を使っているわけだから、こっちも大電流が流れることはない。じゃ、コンデンサが測れなかったのはなんでだろ?ま、ともかく、今回は「フューズが飛ぶと、電流とキャパシタンスが測れなくなる」ということを学習した。
コメント
こんにちは 松盛と申します
断線したヒューズは消弧剤入りのヒューズですね。
大電流や高電圧でヒューズが溶断するとき、強いアークが発生し、ガラス管を壊して
付近の部品にまで影響が及ぶかもしれません。
そんな結果を極力防止するためにアークを少しでも減らす白い粉が入っています。
モノタロウやパーツ専門店で手に入りますので、大切なテスターを保護するために
なるべく早く消弧剤入りのヒューズに交換されてはいかがでしょうか。
(亀レスで申し訳ありません)
ヒューズにfastの文字があれば、即断型です。 こちらの確認もされたら如何でしょうか。
以下余談です
そういえば、、と気になって自分の大切にしている横河のテスターを開けたら大変なことになっていました。
電池が液漏れしていました。 端子部分を清掃して新しい電池に入れ替えました。
ヒューズは2本入っています。 どちらも消弧剤入りfast。
スペアヒューズは丈夫なポリ袋に入れて本体に収納しています。 写真3枚
ハムフェアで500円ほどで手に入れた中華もののテスターは消弧剤なし。
また10アンペアレンジにはヒューズすら入っていませんでした。 最後の写真
このレンジで大電流回路を短絡したら怖いことになりそうです。
非常に参考になるコメント、ありがとうございます。
「消弧剤」そのものを知りませんでした。なるほど、そう言う目的のものがあるのですね。
早速通販サイトで探してみたのですが、電圧はともかく、200mAという低電流のものは探した範囲では見つけられませんでした。私の用途では高圧で使うことはまずないので、今すぐ替えないとまずいということはないとは思いますが、気に留めておき、見つけたら交換します。余談ですが、他の手持ちのテスタを見てみましたが、いずれも普通のガラス管フューズが使われていました。
それから、10Aレンジにはフューズなしというのはこちらのものも同様です。確かに怖いですね。これも注意しておきます。