バランについて調べていると、必ずと言っていいほど、「定本トロイダル・コア活用百科」という書籍が出てくる。トロイダルコアについては世の中の標準と言っていいような本なんだろう。
なんだか、大学の教科書みたい。見た感じは、大学の教科書のようだ。と言っても、実例が非常に多いのは教科書とは違う。528ページ中、116ページまでが理論編、その後が応用編となっている。
バランだけでなく、小信号アンプ、パワーアンプ、周波数逓倍器、ダブルバランスドミキサ、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタ、アンテナカプラ、ラインフィルタ、コモンモードチョークなど、正にトロイダルコアに関してのバイブルだ。
Web記事で情報を簡単に調べるのもいいけど、こうやって書籍としてまとまっていると、非常に深くまで知ることができる。ちょっと高かったけど、買ってよかった。
コメント
この本は長いこと生き残つてゐます。
三十年以上前JARL技研に回路相談をした際にこの本を薦められました。
少し高めの本だつたので地元の図書館にリクエストして買つてもらひました。
現在この本は除籍され市内の図書館にありません。改訂版もありません。
市町村の図書館に名著を保管する機能はないやうです。
電気電子関係の本は相当減りました。
この本は大学生の時分にやつと自分で購入し、今は定本版が手許にあります。
図書館ってほとんどいかないのですが、こないだ珍しくちょっと覗いてみました。雑誌コーナを見てみたのですが、非常に少なかったです。CQ誌やトラ技はありませんでした。