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uBITX、AFアンプ ~ 386で検討

ヘッドフォンアンプに続いて、スピーカ用のアンプの検討。

そもそも、元々の回路ではオーディオアンプICが飛ぶ事故が多い。

uBITXのオーディオアンプ破壊問題
下記サイトによれば、uBITXのAFアンプのIC、TDA2822が壊れるというトラブルがあるらしい。 出力にステレオジャックを使い、そこにモノラルジャックのヘッドフォンを挿すときに起きやすいみたい。 TDA2822の動作電圧は最大12V。例...

そのためか、新バージョン(r4)では、このICの採用は止めている(ディスクリートトランジスタで構成)。

uBITX、新バージョン(r4)がリリースされた
uBITX、こないだ手元に届いたばかりなのに、もう、新版がリリースされた。まぁ、仕方あるまいが。 The new uBITX boards are here 旧版との違いは以下。 オーディオ部がディスクリートTr構成に(TDA2822破損の...

ただし、この新バージョンの回路では、スピーカをドライブするには少々力不足のようで、「ヘッドフォンに良い」みたいに書かれている。

ということで、一般的な386の使用で検討。通常の386ではなく、18V耐圧の386Bで。と言っても特殊なものではなく、秋月電子で扱っているのが386B

構成は、前回検討のヘッドフォンアンプの後ろに386のスピーカアンプを追加する形。

ヘッドフォンプラグを差し込んだら、スピーカアンプは切り離される格好。386の回路自体はごく一般的なもの。

早速、ブレッドボードで試してみるのだけど…。

これが実に安定しない。発振しまくる。とんでもない音が出たり、ブツブツ途切れたり。1-8ピン間をオープンにしてゲインを最小にすれば少しはいいけど、コンデンサをつないでゲインを上げると確実におかしくなる。こんなに配線がワヤワヤしてたんじゃしょうがないか。

出力に入っている発振防止のCRのRが指で触れないほどに発熱。オシロで見たら、見事に発振しているのがわかった(画は撮らなかった…)。386自信も結構熱い…。そうこうしている内に、386から嫌な匂いがしてきてご臨終。二個目を投入してみたけど、これも結構発熱したのでアヤシくなってしまったかも…。こういうゲインの高いアンプの実験はブレッドボードじゃ無理だということを身をもって体験した。

そういえば、こういうアンプ内蔵スピーカを作ったことを思い出した。

HB-1B MK3 専用スピーカ
前からやろうやろうと思ってたスピーカをようやく作った。HB-1B MK3専用。 HB-1B MK3はヘッドフォンで聞くのが基本なんだろうけど、スピーカでも聞けるならその方が嬉しい。試しにスピーカを直接つないでみたら、音は出るがさすがに小さい...

これも、中身は386のごく普通のアンプ。1-8間はオープンで最低ゲイン。

試しに、これをつないでみたところ、何の問題もなく動く。このアンプの電源はuBITX側から取った(別供給ではなく、供給元に関してはブレッドボードの場合と同じということ)。最低ゲインであっても、音量もかなり出る。ここで欲張らずに済みそう。

無線機
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