前回の続き。今度はトランジスタではなくシュミットトリガの74HC14を使った実験。回路はこんな感じ。
早速、測定。
まずは、動作確認。Ch1: \(\overline{CE}\)、Ch2: VREF。
さすがに、すっぱりとLowに落ちてくれる。ちなみに、この定数で約2秒ほどの遅延となった。
続いて、外部トリガを\(\overline{CE}\)とし、Ch1: OUTP、Ch2: OUTN。
前回同様、緑がCh1とCh2の差分。残念ながらというか、やはりというか、ポップノイズは出てしまう。
ここでふと思ったのが、これなら外部トリガを使わずともOUTP(Ch1)の立上りの適当なところをトリガにしても計測できるのではないかと。それなら、\(\overline{CE}\)を制御しない場合(GND直結)の様子も観測でできそう。
早速やってみたのがこれ。
上手い具合に拾えた。波形からすると、\(\overline{CE}\)を遅延させた場合よりも、ややノイズが大きくなる傾向。聴感上もそんな感じ。とは言え、電源を入れる度に、ポップ音の大きさは多少異なって聞こえる。これは、\(\overline{CE}\)を遅延させてもさせなくても同じ傾向。それでも、まぁ、しいて言えば、\(\overline{CE}\)を遅延させた方がポップ音は小さいかな。部品代追加の価値があるかは微妙なところ…。
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