で書いた、JA2BQX局からお借りしたケーブルが届いた。
構造としては、RS-232Cの信号をTTLレベル(無線機側)に合せるために、ツェナーダイオードを使ったもの(PC側のTXD)。回路は、ズバリのものがTurbo HAMLOGのヘルプページにある。
リグと接続(その他)
http://hamlog.no.coocan.jp/html/HID00098.html
↑↑
このページの一番下あたり。
RS-232Cでは、スペース(0)が+3~+15V、マーク(1)が-3~-15V。-3~+3Vの間は線がつながっていない状態だけど、現実的には+2Vあたりにスレッショルドを置いて、それより上なら0、下なら1と扱っているものも多いらしい。
ということで、最大-15~+15Vを、ツェナーダイオードによって0~5Vに収めている。これでも+2Vあたりがスレッショルドなら、0、1の判定はできる。
無線機からTXDはTTLレベルがそのままPC側のRXDに入るが、これも+2Vあたりを判定基準で見てくれれば、正しく信号は伝わる。
信頼性を求められる用途には不向きだけど、わかって使う分には問題ないだろう。
で、このレベル変換の先には、RS-232C←→USBの変換ケーブルが別途付いた格好。
お借りする際に、事前にメールで、
ドライバーはテクニカルシャックの下記です。
http://www.246.ne.jp/~tshack/
DIF232USBのWindowsXP,Vista,7用ドライバー
(解凍後、説明書に従ってインストールして下さい
* dif232usb10518.zip
と連絡を頂いていたものの、つい、いつものクセで、何もせずにPCにつないだら、自動認識でドライバをインストールしてくれた。が、これが、案の定(?)動かない。デバイスマネージャで見たら「?」が付いた状態(キャプチャするのを忘れた)。
そこでようやくドライバの注意書きを思い出し、そのサイトにアクセスしてみた。ところが、Windows 10では問題があるような記述…。
まぁ、そうは言ってもやってみるしかないので、ダウンロードして、ZIPファイルに同梱されていたマニュアルに沿ってインストール。しかし、これでも動かず。
色調べているうちに、使っているチップがPL2303だということがわかり、これを手がかりにWindows 10で動かす方法を検索したところ、こちらのサイトが見つかった。
Windows10でPL2303を無理やり動かす
http://ehbtj.com/info/pl2303-windows10
このページの追記の部分に、下記サイトに修正プログラムがあるとの情報。
Family Software Drag Racing – Newsletter#37, Prolific PL-2303 Driver Solution for Code 10
http://www.ifamilysoftware.com/news37.html
早速、64bit版をダウンロードしてインストール。このときにミソは、手順のこの部分。
3. When it prompts you, plug in one (1) of your USB-To-Serial adapters and click “Continue”.
つまりは、まずは、ケーブルを接続しないでインストーラを実行し、このメッセージが出たらケーブルを刺して、「Continue」ボタンを押せ、ということ。実際の画面はこれ。
インストールが終ったらPCをリブートすればOK。
それでも上手く行かない場合は、ドライバを一旦削除するといいかも。
「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れておく。
その後、再度、ドライバをインストールしてみる。
いろいろ試行錯誤の結果、ようやく、ポートを正常に認識してくれた。
事前に冢宰しておいたTS-690の通信速度等に合せておく。CTS-RTSが折り返しになっているので、フロー制御は、なし。
ところで、このケーブル、チップからすると、秋月のこちらのケーブルと同じかも。
USB-シリアル変換ケーブル スケルトン
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-00720/
最終的に、このケーブルでTS-690のCAT制御ができた。
https://www.jh4vaj.com/archives/581
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