に参加してみた。数十年ぶり。
せっかくなので、普段よく使っているFT8で(バンドは40m)。
レポートと名前をどうするか?
QSOパーティではRSTレポートと名前の交換が規約で決められているが、これがデジタルモードではネック。
レポートに関しては、デジタルモードのS/Nレポートでも良いことをJARLに確認したというブログ記事があった。
デジタルモードによるQSOのデータをQSOパーティのログシートへ記載する方法
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/04a0f03b2c
名前はどうするか?前夜にTwitterでちょっと情報交換。「OP 名前 73」がスマートかなと言う結論というか、そんな感じ。それが取れなかったときには「UR NAME?」。
そういう事前情報を頭に入れつつ、ワッチしながら運用スタイルを決めていくことにする。
以下、運用して気づきのメモ。
CQ
CQ NP コールサイン GL
このスタイルが問題なく運用できる形式。
CQ NYP コールサイン GL
これだとメッセージが長すぎてGLが送信されない。二文字コールなら大丈夫?
しかし、
CQ NYP コールサイン
だと、相手のソフトが上手く反応できないようで、CQを出し続けてもまったく応答がなかった。
また、
CQ コールサイン NYP
でもWSJT-Xでは反応できないようで、そういうCQに対してダブルクリックしたみたけど、何も反応しなかった(呼出送信してくれない)。なお、JT65-HFやJTDXではこのスタイルにも対応できるらしい。とは言え、相手がJT65-HFやJTDXを使っているとは限らないので、QSO機会を失わないためには使わないほうが良い思う。
ということで、無難なのは最初に挙げたこのスタイル。
CQ NP コールサイン GL
これは、Tx 6のメッセージのところに、直接「NP」を書き入れればOK。
なお、これを設定した後、QSOパーティ以外の通常のQSOを行う際には「NP」を消すのを忘れないように。実際のところ、7.074MHzでDX向けにこの「NP」付きでCQを出すという失敗をやらかしてしまった^^;
余談ながら、
CQ NY コールサイン GL
だと、ニューヨーク限定呼出みたいに取られてしまうかも。
名前と73
当初の予想通り、
OP 名前 73
で運用している方が多かった。これなら、お互いスムース。こんな感じで進む。
他には以下のスタイルも問題なくオートシーケンスが進む。
R OP 名前 73 RR 名前 73 OP 名前 TU 73 HNY OP 名前 73 OP 名前 HNY 73
これに対して、オートシーケンスが進まなくなるのは次の形式。
OP 名前 TU73 OP 名前 TU RR OP 名前 OP 名前 HNY73
これだと、「RRR」を再送してしまう。つまり、「73」が単独で存在する(前に空白)形式でないとWSJT-Xは上手く処理できないようだ。他のソフトだと状況が違うかもしれない。
※オートシーケンスに頼らずにRRR送出後は手動で駒を進めておくと良い。下の【追々記】参照。
また、
UR NAME?
は実際に見かけた(自分では送信することはなかった)。
以上、デジタルモードでQSOパーティに参加した際の覚書。
補足
上記は、途中にも書いたように、WSJT-Xの動作について記したものであり、他のソフトだと違う動きをする可能性がある。WSJT-Xを使わなきゃダメとか、これに合わせろ、という意図で書いたものではなく、どのソフトでも問題なく動く「最大公約数的スタイル」で運用するのがQSOの機会を失うことがないので参考になればというくらいのつもり。もし、上記でカバーできていないものがあれば、コメントで教えてもらえると助かります。
書類作成はこちらの記事。
【追記】
CQ NYP コールサイン
もニューヨーク呼出に解釈されている模様。FT8ではなく、JT65でモニタしたものだけど、次のようになった。
【追々記】
jh8jnfさんの下記のブログのコメントで情報交換させてもらった。
JT系モードのNYP向け備忘録
https://jh8jnf.wordpress.com/2018/01/03/jt%E7%B3%BB%E3%83%A2…
オートシーケンスに頼るのではなく、RRR送出後は手動でTx 5に進めて「OP 名前 73」を送信するようにしておけば、相手から「OP 名前 TU73」のような形式のメッセージが来てもRRRの再送は防げる。
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