
久しぶりにBanggoodから届いたレビュー用の品。今回はミニラジオ。
先に調べたことを書いておくと、GitHubで公開されているこれのようだ。
外観など

ものはとても小さい。幅が8cmくらい。質感は「3Dプリンタでこざいます」という感じ。

セットになっているループアンテナもとても小さい。直径が10cmくらい。これで、9.9kHz~181MHzってホントかよ、と思ってしまう。同調回路などはなく、単にプリント基板で作ったコイル。
マニュアルらしきものがあるのだけど、梱包の段ボールの内側に貼り付けられている…。

操作
本体の左に電源スイッチがある。他にはロータリエンコーダだけ。操作はこれで全部行う。ディスプレイは表示機能だけ(タッチパネルではない)。
電源投入。

ATS-Mini Receiverの起動メッセージ。これを検索して、先程のGitHubのページを見つけた。ファームウェアのバージョンはv1.01。GitHubで現時点(2025年4月3日)で公開されている最新版のようだ。
しばらく待つ(5秒くらい)と、ラジオの画面が現れる。

表示も至ってシンプルだけど、必要な情報がコンパクトにまとまっているという印象。ディスプレイは小さいけれど、視認性はとても良い(IPS)。

左上は時計のように見えるけど、そうではなくて、稼働時間(電源スイッチを入れてからの経過時間)のようだ。
ロータリエンコーダを押すとメニューが表示される。

ロータリエンコーダを回してメニューを選択するのだけど、右に回すと下がる。下がるのではなくて、選択の場所が固定でメニュー全体が上がるという見方もできるか。まぁ、これは、慣れとか好みかな。
例えば、Bandを選択(ロータリエンコーダをプッシュ)すると、バンドの一覧が出てくる。

アマチュアバンドは40Mのように表示される。

アマチュアバンドはデフォルトでSSBになっている。
セット品のループアンテナだと近場のAM放送局(中波)は屋内でも普通に受信できる。アマチュア無線(短波)はまったくダメ。FM放送局も受信できるのだけど、人体の影響があるようで、人体が離れると感度がかなり落ちる。試しに手元にあったロッドアンテナ(tinySA Ultraについていた伸長時30cmのもの)をつないでみたところFM放送はしっかり受信できた。しかし、AM放送はまったく受信できなかった。アンテナの使い分けが必要そうだ(当たり前といえば当たり前)。
ところで、右側にイヤフォンジャックがあって、イヤフォンならFM放送はステレオで聞ける。FMはイヤフォン使用時はイヤフォンがアンテナになるかと思ったけど、そんなことはなかった。イヤフォン使用時もアンテナは別につなぐ必要がある。
受信範囲は、いくつかのバンドに分割されているが、全体では150kHz~30MHz、64~108MHzのようだ。
実際の受信の様子をYouTubeに上げておいた。
ほとんど撮ったまま。ループアンテナだとアマチュア無線はほぼ無理なので途中でアクティブループアンテナに交換した。その交換ところだけはカットしている。アクティブループアンテナは、以前紹介したこちらのもの。
ついでに、TECSUN PL-330とサイズ比較。

PL-330などは受信信号の強さがdB表示でわかりにくいのだけど、これはSメータで直感的に理解しやすい。
内部
裏のネジ4本を緩めると開けられる。

内蔵バッテリは800mAh。USBはType-C。
電源スイッチの延長ノブ(というのか?)がついており、うっかりすると無くしそう。

ラジオチップはSi4732A10。

他に見える大きめの半導体。4056はおそらくバッテリの充電コントローラ。NS4160はオーディオアンプ(モノラル)。

LM4809はステレオヘッドフォンアンプ。

マイクロコントローラはEPS32-S3-WROOM-1。安心の技適マーク付き。といっても、ワイヤレスで何かできるものがあるのかは不明。

基板の裏側はロータリエンコーダ関連とディスプレイのコネクタだけ。

感想など
よくこんなにコンパクトにまとめたものだと思う。
しかしながら、そのコンパクトさ故、操作性はいいとは言えない。つまみ一つで全部やらなきゃいけないので。とはいいながらも、割と直感的に操作できて、難しくはない。よく考えられていると思う。機能を欲張っていないのが良いのだろう。
ディスプレイは上にも書いた通り、小さいけれど視認性がとても良い。
ロータリエンコーダは少しスリップするみたい。早く回すとついてこない。ハードウェア(ロータリエンコーダ自身)の問題か?ソフトが取りこぼしているのか?
スピーカの音はさすがに…。まぁ、この大きさだとしょうがないだろう。ボリュームを最大にしても割と小音量。手元に置いて聞く用というか。別のスピーカをつないでみたい気もするけど、こんなに小さなコネクタ(おそらく1mmピッチ)は持っていないので試せない(基板に直付けしてみるのも難しそうだし)。
イヤフォンでも低音が全然出ない。LM4809の周りには小さなチップ部品しかないようなので、カップリングコンデンサの容量が小さすぎなのかも。
バッテリの800mAhがどれくらい持つかも興味あるところだけど、FM放送をほぼフルボリュームで流していたら1.5時間くらいでバッテリインジケータが赤くなったが、そのまま2時間以上鳴らせた(2時間超えくらいで電源を切ったのでその後どれくらい持つかは不明)。ちなみに、PL-330のバッテリは1000mAh。バッテリを充電しながらの受信は、モバイルバッテリだとノイズを感じなかった(AM放送)が、PCからの充電だとさすがにノイズだらけになる。これは致し方ないだろう。
小ささ優先で犠牲になっているところもあるけれど、この小ささはやはり面白い。本体が小さいだけに、つまみの出っ張りが大きいのがもったいないように思う。
販売情報(クーポン)
Banggoodは今回もクーポンを出してくれた。
- コード: BGfbdd1f
- 適用価格: $27.89
- 有効期限: 2025年4月30日
販売ページはこちら。
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