rc7の使用期限が1月15日とあとわずかに迫っているので、そろそろ正式版かrc8が出るんじゃないかと思っていたところ。
コミュニティを見に行ったら、ちょうどrc8をリリースしたとの案内が上がっていた。
公式ページ。
WSJT-X 2.7.0-rc8のリリースノートの冒頭部。
Release: WSJT-X 2.7.0-rc8 January 6, 2025 ------------------------- WSJT-X 2.7.0 Release Candidate 8 introduces a new Message System, primarily intended for contests. Otherwise, RC8 is primarily a bug-fix release of the well-functioning RC7. - The WSJT-X Message System can be used to invite your QSO partner to QSY to another frequency or mode (e.g. during contests), or to send some general short messages. It consists of the Message Creator and the QSY Monitor. Received messages are displayed as popups. - Bug fixes and improvements to SuperFox/Hound mode: - The user interface now prevents users from setting parameters that could lead to a subprocess error in the SuperFox decoder. - The SuperFox password server is no longer called if the received OTP (one-time password) is 000000. - Protection against several rare but possible bounds errors. - Fixed an inconsistency with the Tx even/1st checkbox when switching from SuperHound mode to any other mode. - For SuperFox, it is now ensured that the transceiver Tx dial frequency is tracked properly with internal program variables. - Avoided a potential program crash when Astronomical data window is not open. - More intuitive navigation when WSJT-X is used together with QMAP. A single click in Active Stations window now selects a station to be called; a double-click also activates Enable Tx. - Corrected audio issues with some macOS versions.
その和訳(Bing Chatによる)。
WSJT-X 2.7.0 リリース候補8では、新しいメッセージシステムが導入され、主にコンテスト向けに設計されています。それ以外では、RC8は主に正常に動作するRC7のバグ修正リリースです。
- WSJT-Xメッセージシステムは、QSOパートナーに対して他の周波数やモード(例:コンテスト中)にQSYするよう招待したり、一般的な短いメッセージを送信したりするために使用できます。メッセージシステムは、メッセージクリエイターとQSYモニターで構成され、受信したメッセージはポップアップとして表示されます。
- SuperFox/Houndモードのバグ修正と改善:
- ユーザーインターフェースは、SuperFoxデコーダーでサブプロセスエラーを引き起こす可能性のあるパラメータを設定することを防止します。
- 受信したOTP(ワンタイムパスワード)が000000の場合、SuperFoxパスワードサーバーは呼び出されません。
- いくつかのまれではありますが発生しうる境界エラーに対する保護。
- SuperHoundモードから他のモードに切り替えた際に発生するTx even/1stチェックボックスの不一致を修正。
- SuperFoxのために、トランシーバーのTxダイヤル周波数が内部プログラム変数で適切に追跡されるようにしました。
- 天文データウィンドウが開いていない場合のプログラムクラッシュの回避。
- QMAPと一緒にWSJT-Xを使用する際の直感的なナビゲーション。アクティブステーションウィンドウでのシングルクリックは呼び出すステーションを選択し、ダブルクリックはTx有効化も同時に実行します。
- 一部のmacOSバージョンで発生する音声問題を修正。
基本的にはrc7からのバグ修正だけど、新たに「メッセージシステム」という機能が追加されたらしい。フリーテキストの拡張かな?バンドやモードのQSYやその他の定型メッセージを送るもの。
受信するとPCの画面上にメッセージウィンドウがポップアップするらしい。詳細はマニュアルの「8. Message System」の章。
wsjt.sourceforge.io
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/wsjtx-main-2.7.0-rc8.html#Message_System
JTDXやその他のツールは対応するのかな?送信者・受信者の双方が対応していないと使えないだろうから。
で、今回のrc8の使用期限は、2025年9月30日。半年以上先。コミュニティの書込みを読むといろいろと大変なよう。
とりあえず、普通に使えている。メッセージシステムを試してみたいな。
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