PR

QRM Eliminator を試す

BanggoodからQRM Eliminatorのレビューの依頼があったので試してみる。

概要

まず、装置はこちら

これは、電波を主・副二つのアンテナで受信し、副アンテナからの信号を主アンテナからの信号とミックスし、逆位相の信号がキャンセルされる(打ち消される)という仕組み(だと理解した)。副アンテナからの信号の位相レベルが調整できるようになっており、不要な信号やノイズが上手くキャンセルされるポイントをさがしてせっていする。

マニュアルはなく、販売ページにも詳しい情報は掲載されていないが、本体の底面に仕様が記載されたシールが貼られている。

また。「QRM Eliminator X-phase」で検索すれば色々と情報が見つかる(回路図なども)。今回送られてきたものは上の写真のように立派なケースに入っているが、基板だけのキットなどもあるようだ。

続いて内部の様子。

驚いたことに基板はネジなどで固定されてはいない。可変抵抗の足だけで基板を支えている。が、ちょっと押さえてみたくらいではほとんど動かない。思いの外しっかり固定されている。

仕様では100Wということになっているけれど、リレーはかなり小型という印象。しっかりマッチングが取れているアンテナなら大丈夫なのかな?

動作の様子

この装置はPTTで送受の制御ができるが、無線機からPTT信号を引っ張り出すのが面倒だったので、実験は受信テストだけ行っている(PTTの制御線をGNDに落とせばリレーが動作することは確認した)。

実際に使ってみた様子がこちら。

連続して聞こえるビート音やピロピロのように聞こえる何らかの信号はある程度抑えてくれたが、正直なところ、劇的な効果は感じられなかった。

副アンテナは屋外に設置した適当なワイヤなど三種類くらい試してみが、どれも良い結果とは言えなかった。検索してみると効果があるという方もいらっしゃるようなので、副アンテナをさらに工夫するなどが必要なのだろう。

もしかすると、太陽光発電システムによるノイズ対策に有効かもしれない。そうしたノイズに悩まされている環境で試してみたい気はする。

検索してみたところ、太陽光発電システムからのノイズを低減させている例が見つかった。この例では副アンテナにはミニホイップ(アクティブアンテナ)を使っているようだ。

販売情報

Banggoodは今回もクーポンを出してくれた。

  • コード: BG7d4eb6
  • 適用価格: $38.99
  • 有効期限: 2024年9月30日

販売ページはこちら

コメント