Cドライブとして使っているSSD(512GB)がだいぶ手狭になってきたし、稼働時間を見てみると54,000時間を超えている(つまり、6年以上)ので、そろそろ交換しようと思って新しいSSD(960GB)を購入したのが数か月前。つい面倒で放置していたのだけど、ちょうど、ディスククローンツールのレビューの機会を頂いたので、重い腰を上げてやってみた。
EaseUS Disk Copy
お話を頂戴したツールは、EaseUS Disk Copy。公式のページはこちら。
使い方の具体的な解説ページもある。
まずはこれをざっと眺めて、大まかな流れを把握しておく。
ダウンロードとインストール
EaseUS Disk Copyをダウンロードして、実行。てっきりインストール作業があるものだと思いこんでいたのだけど、いきなりEaseUS Disk Copyが立ち上がった。そういえば、解説ページにもインストール不要とあった。読んだはずだけどすぐに忘れてしまっていた。
立ち上がり終るまでに20秒くらいだったかな?
ライセンスコードを入力して、認証。
現状のドライブがちゃんと認識された。
メニューを開いてみたらアップデートを確認する機能があったので試してみる。
最新版だった。
インストール作業はないので、これで一旦終了。
新しいSSDを接続
PCをシャットダウンして、蓋を開け、新しいSSDを接続。
PCを起動して、新しく接続したSSDが認識されていることを確認する。
ディスク4として認識されているようだ。
SSDクローン作業
では、いよいよ、EaseUS Disk Copyを使って、今使っているCドライブのSSDを新しいSSDにクローン(丸コピー)する。
EaseUS Disk Copyを起動。
今度はライセンス認証の画面は現れない。ツールのインストール作業はなかったけれど、ライセンス認証情報はちゃんと記憶されているようだ。
ツールが立ち上がると、即座に新しいSSDを認識してくれた。そして、OSの移行(つまり、Cドライブのクローン作業)を行うのかと尋ねられる。このツールの利用の主な目的がこれなんだろう。
まさにやりたいことなので、「はい」をクリック。
現状のCドライブ(ディスク0)がソースに、新しいSSD(ディスク4)がターゲットして、自動的に設定された。このまま実行すれば新しいSSD全体を新たなCドライブとして使うことになる。
試しにメニューを開いてみたら、パーティションを自分で設定することもできるようだ。
パーティション分割するつもりはないので、元の状態(自動調整)に戻して「実行」。
順調に進む。この状態だと残り時間は10分ほどということになるけど、そんなに速いわけはない。作業が進むにつれて残り時間も増える。気持ちはわかるけど、もうちょっとあてになる残り時間を早めに示してほしいものだ。
このツールはWindows上で動いているので、他の作業をすることも可能。でも、Cドライブの状態が変ってしまうので、やめておいたほうが無難だと思う。おそらく、ツールを起動した時の状態でスナップショットが取られており、その状態がコピーされるのだろうと思う。つまり、その後に行った作業は新しいディスクにはコピーされないんじゃないかな?新しいディスクに移行したときに混乱しそうなので、やはりいじらないほうが無難だろう。
とはいえ、それをわかっていれば、クローン作業中もPCを使うことはできるわけだから助かるとも言える。保存しなきゃいけないものは別ドライブ(USBメモリとか)を使えばいいのだし。
このときは他にやることがあったので、このPCは触らず放置。しばらくして様子を見に行ったらクローン作業は完了していた。
経過時間は1時間6分程と読める。450GBくらい使っているSSDのコピーって数時間かかるんじゃないかと思っていたのだけど、案外早かった。
ちなみに、クローン作業中にタスクマネージャで見た稼働状況がこれ。
書き込み速度は、上の図では121MB/秒と表示されているが、常に変動しており、だいたい100MB/秒前後だった。ということは、450GBを書き込むのにかかる時間は4500秒なので、1.25時間ということになる。クローン作業に要した時間の1時間6分と大体一致する。
SSDのつなぎ替え
話を戻して、ブートを新しいSSDからに変更の作業。
このまま進めれば新しいSSDからブートするように設定してくれるようだけど、何が起きるのか今ひとつよくわからない。新しいSSDを元のSSDの場所に移したい(ケーブルをつなぎ替えたい)ので、「自分で設定」の方を選んで再起動。
BIOS画面に入り、起動デバイス#1を新しいSSD指定。
無事、Windowsは起動。Cドライブが広くなった。
まとめ
EaseUS Disk Copyを使ったSSDの換装(Cドライブの交換)は非常に簡単だった。新しいSSDをつないでツールを起動すれば、あとは数回クリックするだけ。ツールのインストール作業もいらないし。
このようなツールを使わなくてもクローン作業はできるけれど、それなりに面倒(スキルも求められるし)。手順がシンプルだとミスも起きにくいし。よく考えられていると思う。
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