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【ハムフェア予告】デジタルモードI/F PCWI02頒布

今年(2024年)のハムフェアで、FT8などのデジタルモード用のインタフェースを頒布する予定です。なんとか動作の目処が立ったのでお知らせします。

2019年に初めてハムフェアに出展して、デジタルモードI/Fを頒布しました(PCWI01)。PCと無線機の音声信号の入出力やPTTを制御するI/Fです。それに加えて、CW用のバンドパスフィルタ(オーディをフィルタ)を搭載していました。おかげさまでわりと好評で、ハムフェア終了後もしばらく頒布していました。

その頒布も終了して何年か経ち、稀にですが「追加頒布の予定はありませんか?」という問合せをいただくこともありました。最近のリグでしたらケーブル一本でリグとPCを接続できますが、古いリグだとこうしたインタフェースが必要ですから、何かないかと探している方もいらっしゃるようです。昔使っていたリグを再活用したいという方も多いようです。

PCWI01を頒布することは可能ですけど、同じものをそのまま頒布するのでは面白くない。ということで、少々リニューアルしました。

  • 従来品からの踏襲
    • 音声入出力(トランス結合)
    • PTT、CW、FSK制御(フォトカプラ結合)
    • CW用オーディオフィルタ
    • 受信音モニタ(スピーカ、ヘッドフォン)
  • 追加機能
    • エレキー内蔵(YACK)、ストレートキー(縦振れ電鍵)対応
    • USBインタフェースはType-C

前のモデルとの最大の違いはエレキー機能を内蔵したことです。エレキー機能はASCW01で採用したシンプルなYACKを入れました。ストレートキーでも使えるように改造版です(エレキーとしての機能は使えず、単にストレートキーの動作がそのまま出力されるだけです(ストレートキーでもサイドトーンは鳴ります))。

USBインタフェースは、今どきの流れに合わせてType-Cにしました。

キットとしての大きな違いは、全モデルではチップ部品をできるだけ使わないようにしましたが、今回は可能な限りチップ部品にしました。チップ部品はすべて実装済みとしますので、前のモデルよりも組立ては楽です。

CW用オーディオフィルタの特性(実測)はこんな感じです。

中心周波数は約700Hzで、-3dBの通過帯域は約570Hz~850Hzで、300Hz弱(ほぼ計算通り)。

このBPFを通さない場合でも、シャーというノイズを軽減するために、高域を少し落としています。

それから、エレキーのサイドトーンはマイコンで作っているので矩形波ですが、フィルタを使ってここまで丸くしました。正弦波とは言い難いですが、聴感上はまぁまぁかなというところです。

現状は試作品で動作が確認できた段階。ここから修正すべきところを直す作業とケース作りです。部品手配もこれから。ハムフェアまであと二ヶ月。果たして間に合うか?

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