三アマに受かったし、無線を再開するならやはりHF機が欲しくなる。昔は、トリオのTX-310、JR-310という3.5~50MHz機を使っていた。相当古いものだけれど、どういうわけかHF帯だけでなく、50MHz帯も使える面白い機種。(14MHz帯を除く)全バンドで運用したけれど、最初に7MHz帯で運用を始めたこともあり、メインは7MHz帯だった。当時は電話級(現在の第四級)だったので、ずーっとSSBだけ。
そういうことを思い出しつつ、ヤフオク!を眺めてみたら、ケンウッドのTS-690Vというモデルが目に入った。これもHF~50MHz帯対応、10W機。昔の電信級とは違って、第三級アマチュア無線技士では50Wまで出せるようだけど、ハイパワーにはさほど興味はないし、値段も手頃だったので、試しに入札してみたら、あっさり落札できてしまった。ビックリ。
届いたので、早速開封。
いや、本当に、開けてビックリ。銘板は10W機のTS-690Vだけれども、オプションが色々入っている。HF帯100Wファイナルモジュール(PA-450)、455kHzのCWクリスタルフィルタ、アンテナチューナ。これが最初からわかっていたら、とてもじゃないけど、あんな安値では落札できなかったはず。50MHz帯のファイナルは最初のままの10Wだけれども、これ以上望んだらバチが当たる。
よく調べずに手に入れたので、情報を集める。
取扱説明書(JVCケンウッドの公式サイトから辿れる)
http://manual2.jvckenwood.com/
工事設計書の記入例
http://www.kenwood.com/jp/cs/com/specifications/
このページによれば、次のようなモデルがあったようだ。
TS-690V : HF 10W, 50MHz 10W
TS-690D : HF 25W, 50MHz 25W
TS-690S/50 : HF 50W, 50MHz 50W
TS-690S/100 : HF 100W, 50MHz 50W
入手したのは、TS-690V + PA-450なので、HF 100W、50MHz 10Wと、上記の既成モデルのどれとも一致しない構成。
TS-690 service manual
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=ts+690+service+manual
TS-690 フロントエンド交換(混変調対策)
http://ameblo.jp/t-poti/entry-11974354616.html
TS-690の改良?
http://www.2333.net/~ji3kdh/weblog/archives/2005/04/ts690.ht…
TS-690混変調対策やってみた
http://jr0gfm.rogumi.net/archives/1076
KENWOOD TS-690 パワーが不安定
http://blogs.yahoo.co.jp/asa226_com/12619656.html
TS-690Sにコリンズメカニカルフィルターを取り付ける
http://jr0gfm.rogumi.net/archives/912
TS-690中波帯改造
http://www.blues-pisces.com/radio/TS-690/TS-690_adapt_1/TS-6…
TS690/450故障と修理
http://take103.blog.fc2.com/blog-entry-16.html
TS-690D修理完了
http://phoenix-design.at.webry.info/201108/article_2.html
TS-690の修理
http://www.takatoki.justhpbs.jp/maddo/syuri/syuri.html
TS-690 2台目
http://blog.goo.ne.jp/jr4gpa/e/4bd1d7819e7c62df36aff076e9194…
TS-690Sの修理
http://je8kgh.exblog.jp/11076718
TS-690の改修
http://www.2333.net/~ji3kdh/weblog/archives/2011/11/ts-690.h…
TS-690D 音がでない
http://jf3dri.tea-nifty.com/blog/2015/03/ts-690d-7daf.html
TS-690V PLL まさかのアンロック!
http://ameblo.jp/t-poti/entry-11977179930.html
TS-450/690/850
http://blogs.yahoo.co.jp/osamu_1961/folder/1057102.html
追記:
時折、「TS-690 ゼネカバ改造」と言ったキーワードでこのページにたどり着く方がいらっしゃるようだ。しかし、TS-690は元々ゼネカバ受信できる。改造は不要。中波帯の感度アップの改造はあるようだけど。あるいは、「ゼネカバ送信」の情報を調べていらっしゃるのだろうか?そういうこともできるようだけど、個人的に興味がない。
この無線機(TS-690V + PA-450、50W改造)の保証認定顛末記はこちら。
コメント
はじめまして。岡山市在住の中年ハムです。最近はオールJAのCW部門以外電波をだしていません。
TS690は懐かしいですね。1995年くらいまでコンテストでJAトップをとっていたかたのメインだったこともあるものです。(値段的に複数所持可能というのがおおきかったのかもしれませんが)。おおきいアンテナをつなげるとアッチネータいれっぱなしにしなければならない、というのが発売当時の評価でしたが、いまだといかがでしょうか。
コメント、ありがとうございます。コールサインを拝見するに、ほぼ、同時期の開局ですね。私は、開局後、実質的に数年間活動しただけですので、TS-690など言う無線機はものすごく新しく感じます。記憶にある範囲では、TS-120が出たあたりが最後です。FT-7が出て、TS-120が出て、「ついに、HF機もオールトランジスタか」、といったあたり。ですので、TS-690が当時と比べてどうかという評価はできません。もっとも、それ以前に、まだ実戦投入していないというのもありますが。なかなか、もろもろ片付かなくて^^;
ぼちぼちやっていきますので、また、見に来てやって下さい。
管理人様
初めまして。記事の内容と違います。
690で検索できました。不具合なのか教えてください。知人から譲っていただきました。
1)スケルチのつまみがFMモード以外で動作しますか?。モードや周波数によりつまみの位置を変えると音声が消えたり出たりします。又位置も周波数、モードによりバラバラです。
2)メインダイアルですが、トルクを軽くして指で側面を強く回すと、下2桁の表示が止まってから2-3回表示が乱れてその後は問題ありません。管理人様の機種はどうですか?。トルクを軽くしてもそんなにいつまでもつまみが回るほど軽くありません。仕様かもしれません。ケンウッドの無線はほとんど買った事がありませんので。
お暇な時で結構なのでお調べください。
コメントありがとうございます。無関係な記事へのコメントでしたので、こちらに移動させてもらいました。
1) スケルチは、FM以外でも効きます。私も知らなかったのでビックリしました(オールモード機はこれが初めてでしたので)。スケルチが効く位置はモードによって異なります。バンドによっても違うでしょう。その後、TR-751という2mのオールモード機を入手しました。こちらも、SSBでもスケルチが機能します。
2) ダイヤルを回した後の周波数の落ち着きですが、気にしていなかったのでやってみました。ダイヤルが回り終ってから少しパタつく感じがします。回転が速いと処理するのに時間がかかるのでしょう。
こんなので、役に立つでしょうか?
管理人様
お忙しい中回答ありがとうございました。
ケンウッドの機械は開局当時AM/SSBの機械は使用しましたが、690頃から使用した事がなく説明書見ても、検索しても不明でした。
スケルチの件、表示の件も納得できました。ありがとうございます。
これから、AFコンデンサ交換、RF段のFET交換もしてみます。八重洲に比べると復調音が柔らかく疲れない音です。他社は高音気味で長く聞くと疲れます。
最近の高い無線機は手が出ないので知人から譲りうけました。
RF段のFET交換、私もやってみようとFETの入手までは済ませているのですが、面倒で放置状態です。Webの情報だと2SK125に交換した例が多いですけど、元が表面実装のところにリード部品をつけるのは大変そうなので、J310の表面実装品を入手しました(秋月で売ってます)。
他にもTCXOも入手済なのですが…。
管理人様
秋月のMMBFJ310の事と思いますが、詳細にはS/Dの入れ替えが2SK520と逆ですがこのまま使える様な記載がありますね。誰もしていないので困ります。2SK125は手持ちが多数あるので使いたいと思いますが。。。
私が挑戦しても良いのですが。。。
そうです。その石です。
J-FETは、構造上、ソース・ドレインはどちらも同じと、知識としては知っています。この機に実際に試してみようかなと。
ちなみに、データシートにも「Note: Source & drain are interchangeable」との記載があります。
http://akizukidenshi.com/download/ds/Fairchild/mmbfj309_mmbf…
管理人様
報告します。スケルチの不良や感度接触不良はコンデンサ液漏れではなくHF帯の芯線が切れていました。ダイポールなのでアース線は残るので受信していました。わずかに接触していたので余計不明で日によって問題ないのでコンデンサ関係の液漏れでフィルターも近いので断線かと考えました。知人から譲り受けたので聞いた所ハンダを以前直したようでした。(普通は切れませんが)
お暇な時で結構です。HF/50のアンテナ端子から基盤の芯線の回路にヒューズがあります。気になるのはHFはガラスが曇っていて焼けている気がします。50は見えますが抵抗が黒いのは問題なのか仕様なのか不明です。これが切れたりしている場合この基盤の影響が不明です。芯線が切れているのに譲る前に出力検査したので切れた可能性もあります。
又HF側のヒューズの前にW5の線がカットされていました。これは管理人様の物は問題ありませんか?。
追伸、秋月のJ310は先日頼みました。直したら報告します。
すみませんが、写真を付けてもらえませんか?文字だけだとなかなか判断しづらいので。このブログにアップロードしていただいても結構ですし(コメント欄の下の方にあります)、別のところに写真を置いてそのURLを掲示していただいてもOKです。
それから、W5ってジャンパ線ですよね?これって、アンテナチューナを内蔵した際にはカットするものみたいです。アンテナチューナが入っているのならカットされているのが正常です。
管理人様
お手数お掛けしました。わかりました。
ケンウッドの一部の無線機にはあるもので、D11/12のガラス管でDSA301LA(三菱)サージアブソーバーと言うものです。雷防止ですね。故障していたら通販で1個1200円くらいの物で1社しかありませんのでメーカーが安いか聞いています。無くても差し支えない気もします。外国のサイトでも結構故障していると書いてありました。故障しているかはテスターなどで測るしかありませんが、曇っている方は交換だと感じます。
知人が近くで落雷したのを知らなかったと思います。大きい電流なら他のリレーとか故障してますね。送信も受信も一応問題はないようです。
W5の件は失礼しました。
すみません。コメントを見落としていました。
サージアブソーバとしてはバリスタもよく使われるみたいです。アンテナのところに入れるとまずいんでしょうか?電源回路なら問題なさそうですけど。