先日作ったLPF、向きを指定していたのだけど、「逆じゃダメなの?」という質問をもらった。問題なさそうに思うのだけど、試作の段階で逆だと特性が違ったので基板発注の際に印刷を入れた。できあがってからは逆向きでの動作確認していない。
ということで、改めてSWR特性、通過特性、そして、実際のスプリアス抑制の様子をチェック。結果から言うと、どちら向きでも良さそう。以下、測定結果。
SWR特性
この二つを測定。コネクタがJ+Jが1号機、J+Pが2号機。
1号機
- 順方向
- 逆方向
2号機
- 順方向
- 逆方向
通過特性
1号機
- 順方向
- 逆方向
2号機
- 順方向
- 逆方向
スプリアス除去特性
UV-K5につないで測定。測定の都合で200MHz~1.5GHz、1.5~2GHz、2~3GHzに分割。
1号機
- 順方向
- 逆方向
2号機
- 順方向
- 逆方向
まとめ
1号機も2号機も、順方向・逆方向で顕著な違いは見られなかった。多少の違いはあるが、誤差の範囲かも。つまり、どちら向きでも良さそう。試作の段階で違うと思ったのは、多分、測定の問題だったのだろう。基板に余計な印刷をしてしまった…。
こちらのJP3DGTさんの記事も参考に。
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