Banggoodからレビュー用に小型のアンテナチューナが送られてきた。
外観・仕様など
内容物は、本体とUSBケーブル、六角レンチ。マニュアル等はなし。
仕様
主な仕様は以下の通り。
- 周波数範囲: 1.8~30MHz
- 対応電力: 1~10W
- コネクタ: BNC
- 寸法: 103×70×25mm(実測、コネクタ等突起物含まず)
- 重量: 236g(実測、本体のみ(バッテリ含む))
- バッテリ容量: 750mAh(14500×2本)
ちなみに、この仕様は以前レビューしたATU-10と同じ。特徴も同じで、ラッチリレーを使っていること。そのため、使用中にはリレーは電力を消費しない。電流が多く流れるのはチューニング動作中だけ。
ATU-10との比較
両者の仕様は同じだけど、外観は微妙に違う。左が今回のATU-15で、右がATU-10。スイッチとUSBコネクタの位置が逆で、ATU-15にはLEDが付いている(二つ)。
内部の様子。
比較のため、こちらがATU-10の内部。
スイッチなどの配置の違いを除いて、ほぼ同じ。
起動メッセージも同じ。ファームウェアのバージョンも手元のATU-10と同じ1.5。
ということで、スイッチとUSBコネクタの並びと、LEDの有無を除いて両者は同じものみたい。ちなみに、ATU-10の基板もLEDのパターンはある(部品は実装されていない)。
動作
ATU-15はアイコム機に接続できる(ATU-10も)。一般的な3.5mmの三極ケーブル(つまり、ステレオケーブル(付属していない))一本でOK。IC-705ではAH-705の設定でOK。
操作法を簡単にまとめておく。
- ボタン超長押し(5秒くらい?): 電源オン/オフ
- ボタンちょん押し: リセット
- ボタン長押し: 対応機(アイコム機など)との連携チューニング
- 送信: 自動チューニング(最小電力1W)
連携対応機以外でも送信すれば自動でチューニングするので特に問題ない。
下のビデオはIC-705との連携動作の様子。適当なワイヤアンテナをつないで1.9~28MHzまでチューニングできた。ビデオは最初の方ではTUNEボタン長押しでチューニング、途中でIC-705側でチューニング起動(バンドを変えてPTTスイッチ押し)。どちらの方法でもちゃんと動いてくれた。
最後に気づいたのだけど、ボタン長押しだとTUNE動作に入りIC-705が送信になるためか、ATU-15の電源をオフできない。ATU-15の電源を切るには、先にIC-705の電源を切るか、接続ケーブルを抜くことが必要。
カーボン釣竿直接給電アンテナで実際に運用したときの様子はこちらの記事。
まとめ・購入情報
ATU-15という名称だが、実態はATU-10と同じ。部品のレイアウト(スイッチやUSBコネクタ)が少し違うバリエーションという感じ。
このATU-15はスイッチにキャップが付いており、しかも、それが割と大きめのゴムなので操作しやすい。自動チューニングで使う場合はボタン操作は電源のオン/オフだけなのであまり関係ないが、どちらが良いかといえば、こちらの方が良い。LEDも実装されていて充電状態などもわかるし。後から出てくるもの方が良いのは世の常か。
IC-705と連携動作可能だが、アイコムのAH-705との大きな違いは周波数の範囲。ATU-15は30MHzまでで、AH-705は50MHz帯まで対応(AH-705は使ったことがないので比較はできない)。
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