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ハムフェア2017に行ってきた

遅ればせながら。こないだの土曜日、9/2にハムフェアに行ってきた。いくつか写真を撮ってきたので、と思ったけど、見てみたらほんの数枚しかなかった^^;

自作品コーナから。

一見、オーディオ機器のようなトランシーバ。DIGITAL SSBと書かれていて興味深いけど、説明がなくわからない。どこかに情報はあるのかな?他にも自作品がいっぱいあったので、写真を撮ればよかった。


【追記】
上記作品に関して、JR8DAGさんからTwitterで情報を頂いた。以下、引用。

また、そのJR8DAGさんの作品も展示されていた。円筒形と言うとてもユニークな形状の6m AMハンディ機。詳細はご本人のサイトで公開されている。

空き缶を利用した6m QRP AM トランシーバー(CanTra6AM2017)
http://jr8dag.la.coocan.jp/cantra6am2017/cantra6am2017_00.ht…

中身の写真もあるので、なおいっそう面白い。

それから、自作品の一覧は、JARLのサイトで発表されていた。

ハムフェア2017自作品コンテスト入賞作品
http://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2017/j…

【追記ここまで】


こちらは、記念局の様子。遠目だけど。

続いて、第一電波工業社の方によるアンテナに関する講演。

V/UHFの無指向性アンテナに関して、利得が高けりゃいいってもんじゃない、と言う話。垂直方向のビームパターンが狭くなるので、かえって通信しにくくなるケースも。揺れによるQSBも大きくなるし。

当日の資料が公開されている。

アンテナ利得大研究 ~高利得がベストではない??~
http://www.jaia.or.jp/shiryo/2017ham.pdf

続いてはメーカ関連。

アイコムは無線機の後ろが見えるように、壁に鏡を配していた。上の写真はIC-7300の後ろ。よく見ると鏡文字になっているのがわかる。手前の太い電源ケーブルが実体。IC-7300、持ってみたらずいぶん軽かった。デジタルモードでの運用に関していくつか質問してみたけど、いまいち要領を得なかった。たまたま詳しくない方だったんだろう。

八重洲では説明員を捕まえられなかった。

ケンウッドは70周年ということで、懐かしの無線機の展示もあった。590の70周年バージョンのロゴがTRIOのものも(写真参照)。やっぱ、TRIOの方が何だかいいなぁ。いっそのこと、国内向け無線機はTRIOブランドに戻したらいいのに。オーディオだってTechnicsが復活していたりするし。せめてHF機だけでも。

ここでは、現在使っているTS-690をベースに色々と質問させてもらった。TS-590のところで質問したので、以下の話はTS-590に関して。

まず、10W機、50W機、100W機、どれも中身は一緒。設定で出力を変えているだけ。今の御時世、それぞれの専用設計はできないそうだ。それもあるだろうけど、昔はデバイスが高かったので設計を分けたほうが良かったんだろうとも思う。ま、そういうことなので、50W機を100Wに変更することも、100W機を50Wに変更することも可能。ただし、その場合は技適を外れる。50Wでの使用はファイナルを軽く使っているという状態。JT65なんかだと50秒ほどの連続送信になるので、ファイナルへの負担が軽くなって助かる。

ファン音についても聞いてみた。TS-690はかなりの爆音なのが気になっている。最近の無線機はそのあたりにも気を使っていてできるだけ静かにしているそうだ。実動作での確認はできなかったけど。まぁ、仮にやってもらったとしても、ああいう会場で聞くのと自宅で聞くのとではぜんぜん違うのであまり参考にならないだろうけど。

送信時の周波数特性に関して。手元のTS-690は音声の周波数によって送信出力がかなり振れる。そのため、JT65で上手く使えるところが限られる。下記記事参照。

TS-690でのJT65送信時の周波数と送信電力
イマイチわかりにくいタイトルだけど…。 つまり、JT65の送信時に電力計の針がフラフラするのがずっと気になっていて、信号の周波数によって送信電力が変化しているわけなので、実際のところどれくらい変化するので調べてみたという話。 構成は、WSJ...

これについて聞いてみたところ、デジタルモードでの使用も考慮しているとのこと(フラットだとまでの回答は引き出せなかったけど)。また、TS-590は送信時の周波数特性を変更できるそうだ。イコライザ設定で、低域ブーストとか、高域を上げるとかできる。いくつかプリセットがあり、ユーザ設定も可能。これは実際に設定画面を見せてもらった。そんな機能があるとはビックリ。ところで、TS-690の送信出力の特性について、説明員の方はどうやらこのブログを見て気になっていたとおっしゃっていた。なので、質問がやりやすかった。それにしてもこの話をご存知だったとはビックリ。

ちなみに、TS-590はTS-690と同じ大きさなんだそうな。「同じモービルブラケットを使えるようにしている」とのこと。こういった設計思想はすごい。

正直なところ、八重洲やアイコムのものに比べて、見た目的にパッとしなく、しかも高いという印象だったけど、非常に丁寧に作られているという感じを受けた。

それから、今の環境でJT65(など)でウォータフォールに倍音が強く見えるのだけどという質問をしたら、これも非常に丁寧に答えてくださった。RFゲインを絞ってみてれば切り分けのヒントになるとか。PCとの接続にDCが乗っているんじゃないかとか。「トランス結合なのでDC重畳はない」と答えたら、トランスが飽和している可能性も、と。なるほど、近いうちに、コンデンサだけでつないでみよう。

今回お話を伺ったケンウッドの説明員さんは丁寧で知識も豊富ととても好印象。どうもありがとうございました。やっぱ、次に買うとしたらケンウッドだなぁ。

オマケでこんな写真。

撮った記憶なし^^; おそらく、シャッタボタンに手が触れてしまったんだろう。写真が少ないので載せておこう。

それから、今回はTwitterつながりで多くの方とアイボールQSOできた。「しながわハンコ倶楽部」のブースがキーステーションのようになってくれた。ありがとうございました。そのブースの写真も撮り忘れ^^;

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