ことだしQSOしてみようと思いWSJT-XのモードをFT8にしてみたところ、「Auto Seq」と「Call 1st」というチェックボックスがあることに気づいた。こりゃ何だ、ということで、早速検索。見つけたのがこちらのブログ記事。
FT8の運用
https://jh0ill.muragon.com/entry/251.html
なるほど。Auto Seqにチェックを入れておけば「全自動」的にQSOを進めてくれるようだ。Call 1stの方は複数局から呼ばれた際に、最初にデコードできた相手に自動的に応答するものらしい。CQ出した後、呼んできた相手をいちいち手動で選択する必要がないということだろう。短時間の忙しいモードならではだ。上に挙げたブログ記事にもあったけど、相手を選べないのはちょっと問題な気がしないこともない。とは言え、まずは、両方にチェックを入れておこう。
余談ながら、同じく上のブログ記事によれば、FT8のための変更も差戻しの可能性があるので「審査終了」まで待つようにと総通から言われたそうだ。
ということで、早速、CQを出している局を見つけて呼んでみた。しかしながら、ちっとも取ってもらえない。と言うか、それ以前に、ボタンを押すタイミングが難しい。デコード時間はわずか数秒しかないわけだから。なんというか、「大縄跳び」に入るみたいな感じかな?
CQ局を呼んでも取ってもらえないので、こっちからCQを出してみる。呼ばれてちゃんと応答できるのか不安だけど、Auto Seqを信じてみよう。
何度かCQを出していると、呼んでくれた。
「おっ!」と思っていたら、次の瞬間にはもう自動でシグナルレポートを送ってくれた。すごいな。ところが、向こうでは受信できないようで、再度呼んできた。で、またこちらからレポートを送出。それでも取れなかったようで、あちらさん、CQを出し始めた。こちらはしつこくレポート送出。ま、これも自動でやってくれたんだけど。何度かレポートを送っていたら受信できたようで、向こうからもレポートが来た。後はそのまま自動でQSOが進行。という流れが、上の画像。そういうわけで、最初のFT8での交信相手はEUロシアの局だった。
要領がなんとなくわかったところで、再びCQを出している局を呼んでみた。
ニューカレドニアの局。一回目の呼び出しでは他の局に取られてしまったけど、二回目の呼び出しで取ってもらえた。
実際にやってみるとやはり忙しい。Auto SeqでQSOが始まってしまえば多少は楽になるけど。JT65やJT9とはかなり違うという印象。それから、想定外だったけど、送信機(終段)への負担がJT65などに比べると少ない。JT65やJT9では約50秒ほど送信しっぱなしだけど、FT8だと約13秒で一回の送信が終るのでクールダウンの時間が取れる。これはありがたい。もちろん。運用を続けていれば熱くなるが。
この後、ポーランドやオーストリア、フィンランド、ドイツと言ったあたりが開けてきたので呼んだりCQ出したりしてみたけど、まったくダメ。マイナス一桁dBで入ってきている局もあったんだけど。最初のトライは二局のQSOで終了。
コメント
運用開始で良かったですね。審査終了まで一ヶ月かかりましたね。「JT8」を当局も休みの本日から運用です。
全自動の良さは確認出来ました。1分30秒の間ではおやつを食べながらはちょっとキツイですが。
見えたらお声がけします。山口は今日は涼しかったです。
Facebookにシャアしてもいいですか?(de JJ4JIR)
コメントありがとうございます。
今日もCQ出したり呼んだりしてみていますが、なかなかQSOに至りません。つながったと思っても、途中で尻切れになることもしばしば。デコードの限界値が高い(というのか?低いというか?)のが影響しているのだろうと思います。
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FT8でJTDXを使っています、CQを出してQSOが終了しても連続してCQを出す設定を教えてください。
今は1QSOごとにSTOPします。
私はJTDXは使っていないのでわかりませんが、WSJT-Xではそれが仕様です。
これは自動QSOツールではないとマニュアルに書かれていたように記憶しています。
JTDXもそうなのかもしれません。
Auto-Sequencingのところですね。以下のように記載されています。
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/wsjtx-main-2.6.1.html#…
了解です。