ブーベ島（Bouvet Island）のDXペディションのFT8はF/Hモードなのだけど、Odd/Evenが通常とは逆。困っている方が多いようで、当ブログの古い記事へのアクセスが急に増えた。また、コメントで質問ももらった。
WSJT-XではFoxとHoundのタイミングは固定されている。通常のFT8とは異なり、自分でOdd/Evenを選ぶことはできない。何らかの意図があって、開発陣がこのように決めているのだろう。JTDXでは自分で選択できるらしい（使っていないので詳細はわからない）。3Y0JはJTDXを使っているのかも？
あちらが逆であることに関して考えられる可能性はこんなところ。
- JTDXを使用し、特に拘ることなくシーケンスのタイミングを決めた（たまたまWSJT-Xとは逆になった）。
- パイルを減らすために、意図的に逆タイミングを選んでいる。
- （3Y0Jの）PCの時計が15秒ずれている。
- 実はパイレートが撹乱のためにやっている。
他にもあるかな？
【追記】 どうやら時計が14秒ずれていたらしい。
Radio Operation: Pileup was difficult as our signals were weak. We had good reception and very often we called 3 to 5 times to log a qso. Many DXers called us but couldn’t hear us, how frustrating! We focused on fewer bands to maximize ATNO and looking at the stats we achieved 19,000 QSOs and 50% unique calls. And many dupes! Many are satisfied, but some are also disappointed by the performance of either the team or the DQRMers. We had issues with the FT8 due to we did not have any device to sync against, and our clock were 14 seconds off – which meant we at some time were TX odd, while we thought it was even.
【追記ここまで】
対応策として一番手っ取り早いのは、先のコメントにも書いたが、自分のPCの時計を15秒ずらすことだと思う（+でも-でも）。ただし、それを行うと副作用があるかもしれない。OSにとっては突然15秒も時計が動いてしまうのだから。例えば、日々決まった時刻に動作するようなサービスやアプリケーションなど。
あるいは、Houndではなくて通常のFT8を使って手動操作する（1000Hz以上で呼んで、応答があったらその周波数に下がる）。まぁ、JTDXを使うのが確実かな（上にも書いたように、私は使っていないので詳細は不明）。
この件については、Twitterで情報をもらった。ペディションチームに連絡を取ろうとしている方もいらっしゃるらしい。
これによれば、F/HではないQSOは記録されないとのことだけど、手動操作によるQSOをどうやって見分けるのだろうか（見分ける方法が思いつかない）？3Y0Jはうちからだとたまに見える程度なのでQSOできる気がしない…。
今回のDXペディションのFacebookグループはこちら。
コメント
昨日は正常だったのに、今日、１４ＭＨｚで逆シーケンスに気づきました。
最初、ＰＣやＷＳＪＴ－Ｘが不正になったのかな？と、時刻合わせやプログラムを再起動しても変わらなかったので、あっちこっち検索し、ＤＸｎｅｗｓ．ｃｏｍに逆シーケンスの記事があって、それでやっと気づきました。
なんでＷＳＪＴ－Ｘユーザーを排除するような事をするのかな。
先ほど１８ＭＨｚのＦＴ８をワッチしましたが、逆シーケンスだったので諦めました。
ＰＣにＪＴＤＸをインストールすれば済む事なのですが、ＰＣが古く、スペックが不足して正常動作できないのです。また１００Ｗでは難しそうなので、交信する気も失せてしまいました。
F/Hなんだろうか。。と疑問を持ちつつ通常モードでRR73、そしてLoginでした。
前後の他局はF/Hモード的に周波数遷移でQSO、私は通常モードなので当然遷移しないままでしたがOKでした。もちろん小技は何も使用せず、です。