JLCPCBの配送オプションに「OCS NEP」という非常に安価な選択肢が追加されている。なんと、US$1。配送期間は4~8日と悪くない。
基板の製造費は5枚でUS$2なので、このOCS NEPを使えば送料と合せてもわずかUS$3で作れてしまう。驚きの安さとしか言いようがない。
同じOCSでももう一つ「OCS Express」というのがある。こっちだとUS$2。こっちでも充分安いが配送日数も同じなので選択する意味はなさそう。
OCS NEPとOCS Expressの違いは荷物の重量とサイズの制限。OCS NEPはその制限がものすごくきつい。100x100mm・5枚専用と言ってもいいかも。
ということで、複数発注の料金を調べて一覧にしたのが下の表。
注文数 | 製造代金(US$) | 配送料(US$) | 配送方法 | 合計(US$) | 1枚あたり単価(US$) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 1.00 | NEP | 3.00 | 0.60 |
1 | 2 | 2.00 | Express | 4.00 | 0.80 |
2 | 6 | 5.79 | NEP | 11.79 | 1.18 |
2 | 6 | 8.19 | Express | 14.19 | 1.42 |
3 | 10 | 11.58 | Express | 21.58 | 1.44 |
4 | 14 | 11.58 | Express | 25.58 | 1.28 |
5 | 18 | 11.58 | Express | 29.58 | 1.18 |
まず、製造代金$2が適用されるのは一度に一つだけ。二つ目からは$4。配送方法でOCS NEPを選択できるのは二つまで(三つ以上はおそらく重量制限を超える)。
この結果を見ると、二つ以上発注するなら一つずつ複数回に分けて発注するのがお得。
あまりにも安いのでひょっとしたら期間限定キャンペーンとかそういうのかもしれないと思いJLCPCBに問い合せてみたところ、期間限定ではなく継続的なものとのこと。それは大変助かる。もちろん、いずれ変更されるだろうが、ともかく今(2022年9月)の時点では小さな基板5枚なら、このJLCPCBのOCS NEPが一番安いんじゃないだろうか?
コメント