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ET618(ケーブルテスタ)レビュー

BannggoodからケーブルテスタET618とオプションをレビュー用に送ってもらったので試してみる。

上のリンク先を見ると、ET616とET618という二つのモデルがある。ET616がシンプルなモデル。ET618はそれにマルチメータ(DMM)がついたもの。ここではET618の方を見ていく。

できること(主な仕様)

  • RJ45ケーブルの結線チェック
  • ケーブル長測定
  • ケーブル判定
    • 音と振動(振動はET618のみ)
    • 音のモードはアナログとデジタル(詳細後述)
    • IDによる判定(要オプション)
  • マルチメータ(ET618のみ)
    • 電圧(DC/AC)
    • 電流(DC/AC)
    • 抵抗
    • 導通
    • ダイオード
    • 温度

外観など

右の袋に入っているものはIDテスト用のオプション。

内容物。

ソフトケースに本体と付属品が入るようになっているけれど、DMMようのテストリードは入らない。IDチェック用のオプションも入らない。ちょっと残念。

本体の電池は充電式。子機(レシーバ)の電池は006P。到着時には電池が入っていた(両方とも)。

中を見てみようとネジを外したけど、簡単には開かなかったので断念。

それと、子機の収納は要注意。MODEボタンを長押しすると電源が入るのだけど、ソフトケースの上からでも簡単に押せてしまう。そのため、輸送中に電源が入ってしまったようで、電池はなくなってしまっていた(しばらくそれがわからず、電源が入らないと悩んだ)。子機の収納は横向きにしておくのが良いと思う。

それから、画面が傷だらけのようにみえるけど、これは保護フィルムが貼ってあって、それが傷ついているようだ。画面の右下、爪で剥がそうとやってみたら剥げそうだった(とりあえず、貼ってあることを確認しただけで、まだ剥がしていない)。

測定

では、いくつか実際に測定してみる。

ケーブル長

電源スイッチ(MODEボタン)を長押しすると電源が入る。最初はケーブル長測定モード。モードボタンを押すたびに測定モードが変る。

まずは、最初は素直に(?)ケーブル長測定。LENGTHの端子にケーブルを挿すだけ。反対側はオープン。5mのケーブルと2mのケーブルで試してみた。

どちらも長めに表示された。マニュアルを読むと、どうやらキャリブレーションが必要らしい。既知の長さのケーブルをつないで、その長さを記憶させるらしい。

やり方は、▲と▼のボタンを同時に長押し。これでキャリブレーションモードに入る(表示が点滅)。そして、▲と▼のボタンで表示される数字を調整するとある。ところが、実際にやってみると難しい。ボタンを押すと0.1刻みで数字が動くのかと思ったらそうではない。適当に数字が飛ぶ。ぴったりの長さが出せない。しょうがないので適当なところで妥協するしかない。

キャリブレーションモードから抜けるには、再び▲と▼のボタンを同時に長押し(マニュアルにはMODEと▲ボタンを同時に長押しと書かれているけど間違っている。マニュアル通りにやっても抜けられないので苦労した)。

非常にやりづらいキャリブレーションではあるが、やったことはちゃんと効く。それぞれ、5.1mと1.9mの表示になった。多少の誤差はあるけど、まぁ、こんなものだろう。

ジャックはRJ45なので基本はLANケーブルの測定。でも、他のケーブルにも使えるようで、付属品のRJ45にみのむしクリップがついたものを使えば良いのだろう。販売ページにはBNCケーブルと書かれているけど、BNCコネクタのアダプタなどは付属していない。

なお、測定下限は2m。キャリブレーション時の下限は5m。たまたま試したケーブルがちょうどその長さだった。

結線チェック

MODEボタンを押して「対線TEST」を選ぶ。親機のMAINジャックと子機にケブルを挿せばチェックしてくれる。子機の電源はOFFのままで。

この写真の結果では、1は1に、2は2に、とストレートで結線されていることがわかる。結線間違いや断線のチェックができる。

ケーブル確認

敷設済みのケーブルがどれかわからなくなったときに調べるものだろうと思う。

音・振動

親機のMAINジャックにケーブルの一端を接続。SCANモードにする。子機の電源を入れる(MODEボタンを長押し。スライドスイッチは照明)。

MODEスイッチを押すたびにモードが変る。LEDで表示される。

  • 赤と青点灯: デジタルモード(音)
  • 赤と青点滅: デジタルモード(振動)
  • 赤点灯(青消灯): アナログモード

まず、アナログモードから。親機につながっているケーブルに子機を近づけると音が聞こえる。近づくほど音量が大きくなる。また、子機のボリュームで音量を変えられる。音のパターンは四種類。親機の▲と▼のボタンで変える(1~4で表示される)。

続いてデジタルモード。この場合は、親機は2にする(他だと使えない)。子機をケーブルに近づけると音(または振動)で反応する。音量は変らない(デジタルなので)。音量はかなり大きい。

ID

ケーブルの一方にID判定用のオプションをつなぐ。親機をID判定モードにする。これで、オプションに表示されている番号が親機に表示される。下の写真だとID2のものをつないでいるので、02と表示されている。

DMM

DMMボタンを押すとこちらの機能に変る。電圧や抵抗などが測れる。DMMボタンを押す度に、測定モードが変る(MODEボタンを押すとケーブルテスタモードに変る)。

代表例としてAC100Vを測定。精度は1.5%(交流電圧の場合)。

その他

▲ボタンを長押しで懐中電灯。▼ボタン長押しでバックライトOFF/ON。どちらも側にそれらしいアイコンが印刷されているのですぐわかる。

親機の充電は付属のUSBケーブルで。充電中はなぜかライト(懐中電灯)が点灯する。

LANケーブルを自作したり、爪が折れたコネクタを付け替えたりすることがときどきあるので、こういうケーブルテスタがあると便利。また、HUBにつながっているケーブルのどれがどれかわからなくなったときにも判別できるので助かる。

購入情報(クーポンあり)

Banggoodがクーポンを用意してくれた。

  • クーポンコード: BG734b90
  • 適用後価格: $10.39~51.99(モデルによる)
  • 有効期限: 2022年9月30日

販売ページはこちら

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