前回の記事、
JT65の送信信号の品質はオーディオI/Fで変るか?
あまりに取ってもらえないのは送信信号の品質が悪いんじゃないかと思い、オーディオインタフェースを替えたりしてみた。送信信号はPCからの出力信号。入力信号ではない。念のため。 当初使っていたのが激安のUSBインタフェース。 その後、PC(マザー...
これのあと、Twitterでコメントを頂戴した。
WaveSpectraはTHDの測定もできるようなのでやってみますかね
— jh4vaj/1 (@jh4vaj) May 6, 2017
ということで、前回同様、三つのオーディオインタフェースでの出力波形をWaveSpectraで測定してみる。
歪率の測定についてはWaveSpectra開発者自身による以下のページが詳しい。
WaveSpectraを用いた歪率の測定について
http://efu.jp.net/soft/ws/dist/meas_dist.html
しかし、ここでは、WSJT-Xの出力がどうかという点に注目するので、その信号を見る。前回と同様、1kHzでのTune時の出力波形(ただし、今回は-10dBに設定した)。キャプチャ画面の左端にTHDとS/Nの数値が出ている。
格安USBドングル
PC内蔵オーディオインタフェース(ヘッドフォン端子)
数字の上では、格安UBSドングルが一番良い。が、目的の信号がやや裾広がり?正直なところ、よくわからない。
ちなみに、目的の信号以外(フロアノイズというのかな?)は結構暴れている。見て分かるよう、ビデオキャプチャしてみた。ついでなので、JT65による信号送信時(CQ)の波形も入れておいた。最初が1kHz単音のTune、続いてCQ送信、その後に、1kHz付近に拡大して再度CQ。測定に使用したオーディオインタフェースは秋月のPCM2704 DAC。
WSJT-XでTuneとCQの波形(1kHz)
WSJT-Xでの出力波形・1kHz Tune・CQ・CQ(1kHz付近拡大)
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