BanggoodからuSDXを提供してもらった。
uSDXは元々はオープンソースのもので、それをまとめて製品化したものらしい。
動作テスト
まずは、受信と送信をやってみた。動作の様子はビデオで。最初が受信、続いていくつかのバンドでの送信出力の確認を行っている。
受信は7MHz帯と21MHz帯(コンディションの都合でそれぞれ別の日)。感度は良いとは言わないが、それなりに受信できている感じ。CWのデコードはできたり出なかったり(一部のものは和文なのかな?)。
送信出力はCWで確認。内蔵バッテリでも結構出てる。ハイバンドはだいぶ落ちる。短時間しか送信していないけど、発熱は感じなかった。
内蔵バッテリ | 外部13.8V | |
---|---|---|
7MHz | 7.6W | 8.8W |
14MHz | 5.8W | 6.2W |
21MHz | 4.3W | 4.8W |
28MHz | 2.7W | 3.1W |
この他のバンドはビデオには撮っていないが、前後のバンドから推測できる値。3.5MHzは7MHzと同程度だったかな。販売ページでは10Wってことになっているけど、そこまではいかない。まぁ、こんなものでしょう。外部の13.8Vは実際には13.5V程度。
外観と内部
話が前後するが、外観と内部の様子。
外観
Banggoodで「uSDX」を検索するといくつかの種類が見つかる。
今回送ってもらったものは、バッテリ内蔵タイプ。マイクセット。
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マニュアルなどのドキュメント類は添付されていないけど、販売ページからダウンロードできる(英語)。
本体はずっしり重い。バッテリ内蔵なのでしょうがないか。実測で約650g。片手で簡単に持てるほど小さいので、かえって重く感じるのかもしれない。ちょっと調べてみたら、FT-818NDが900g、IC-705が1.1kgとのことなので、それらよりは軽い。ちなみに充電器は中身が空じゃなかろうかと思う程軽い。
内部
Banggoodの販売ページに掲載されているこれらビデオを参考に開腹。
手元のものは、これらのビデオのものとはハードウェアレビジョンが違うようで、ボタンの配置などが異なっている。
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スピーカは個人的に非常に見慣れたものだった。私のキットでもよく使っているもの。取付穴は二つしかないので、筐体の4つのネジのうち、二つは飾り。
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バッテリとスピーカはコネクタで接続されているが、これが非常に外しづらい。
液晶パネルとスイッチ類が別ボードになっているだけで、本体は基板一枚に収められている。半分がLPF群(バンドごと)、もう半分がuSDX本体って感じ。
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無理やり取り付けられているTO-220パッケージはIRF510だった。
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これは、マニュアル(というか、uSDXのドキュメント)の受信側のATTのBS170に相当するものだろうと思う。上のビデオのものでは普通にTO-92みたいなパッケージの石が見える。手元のレビジョンのものでは送信出力が約10Wにまで上がっているので、それに応じてこちらも石を変えたのかな?変える予定はなかったけど、持たなかったので無理やり載せた感がある。
以下、主なチップの近撮。
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クロックジェネレータはMS5351で、水晶は25MHz。
そして、終段はIRF510。これはアルミの筐体にネジ止めされている。
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基板の裏は、ほぼ、部品なし。一つ載っているのはフューズかな?ここは充電端子のすぐそば。
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それから、見ての通り、こういうポータブル機にしては珍しくUHFコネクタ。
とりあえず、ここまで。ざっくりとした感想は、操作性はいいとはいえない。でも、たったこれだけでHFオールバンド、オールモード、送信出力もそこそこ出るってすごい。ある程度わかっている人にとってはとっても面白いおもちゃだと思う。ビギナーの「最初の一台」としては薦められないけど。
近いうちにスプリアスの状況を見てみたいと思っている。
測定してみた。
クーポン
Banggoodからクーポンが提供されている。
- クーポンコード: BG62f861
- 割引き額: US$55.00(元の価格に対して)
- 有効期限: 2022年7月31日
試しにカートに入れて価格をチェックしたところ、元値が$184.99で、クーポン適用後はUS$129.99だった。
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販売ページはこちら。
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