ジェクス プロゼリーを入手
カーボン釣竿直接給電アンテナのジョイントに超音波検査用のジェルを塗ると抜き差しがスムーズになるらしい。しかも、高周波電導性があるとか。そう言われると試してみたくなる。
共振点をチェック
興味があるのは、ジェルを塗って電気的な変化があるのか、ということ。ということで、共振点が変るかを見てみる。
まず、比較のために、ジェルなし。全部伸ばした状態。大体8.7MHzあたり。
続いて、ジョイント部に薄くジェルを塗る。最上段は抜けないので塗れない。
ジェルを塗って伸ばしたり縮めたりしてみたところ、動作がだいぶスムーズ。
ということで、再び伸ばしてアナライザでチェック。約8.6MHz。
下がったと言えば下がったけど、誤差の範囲じゃないかな?何しろ、前回は9.2MHzくらいだったので、その違いと比べると今回のジェルあり/なしの違いはないと考えて良さそう。前回との違いは木に括り付けた位置とか、アースの具合(今回は雨上がり)かな。
運用テスト
これまでと同じ屋外型ATUのAT50につないで運用。
まず、マッチングが取れる範囲は50MHz~7MHz。前回厳しかった24MHzはSWRが落ちてくれた。一方、28MHzがちょっと厳しくて、14MHzと3.5MHzがダメ。
下はPSKReporterで見た飛び具合。18MHz、21MHz、10MHz(試した順)。
追試的に上の二段を抜いて(縮めて)試したところ、28MHzはOK。14MHzと3.5MHzは相変わらずダメ。その他は変らず大丈夫。10MHzでのトビのテストではこんな感じ。
まとめみたいな話
超音波用のジェルの塗布では電気的な違いは見えなかった。が、そもそもの抜き差しはだいぶスムーズ。伸ばしたときの「ジャリッ」って感じがないし、縮めるときも力が少なくて済む。変な力を掛けなくて済むので安心感がある。
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