JT65等の運用前準備はまだ続く。
ログをTurbo HAMLOGに記録したい。さすがに手動入力ってことはないだろう。調べてみると、JT_Linkerというツールを使えばWSJT-Xでの交信情報をTurbo HAMLOGに転送できるらしい。JT_Linkerは、WXJT-Xの他に、JT65-HF、WSJT(WSJT-Xの前身?)、JT65-HF-HB9HQX-Edition、JTDXという各種ソフトにも対応しているようだ。今のところ、WSJT-Xだけをインストールしているので、これだけ設定してみる。
ダウンロード
まずは、JT_Linkerを公式サイトからダウンロードする。
http://ja2grc.clear-net.jp/~ja2grc/my_software/my_software.h…
この直リンクがアクセスできないときは、JA2GRCさんのポータルサイトからたどってみるべし(リンク先変更の可能性があるため)。
インストールと下準備
ダウンロードしたら、普通にインストール。ツール本体とマニュアル(JT_Linker_Quick_Guide.pdf)がインストールされるので、それを見ながら設定する。
その前に、マニュアルの3ページ目にはこんな記述が。
・ WSJT-X をインストール以来、一度も、「 Log QSO 」をクリックしたことが無い場合は、 wsjtx_log.adi が作成されていないようですので、実行前に一度だけクリックして、 wsjtx_log.adi を作成して置いてください。
ということで、wsjtx_log.adiを作っておく。「Log QSO」というのは、WSJT-Xにあるボタン(左端)。
「Log QSO」ボタンを押せばいいのだけど、DX CallやDX Gridの欄が空だとダメなようだ。左上のBand Acrivityウィンドウの適当な行をクリックしてこの欄に反映させておいていから「Log QSO」を押す。
この局とQSOしたわけではないから気にはなるけど、まぁ、取り敢えず、これでOKにしておく。もし、この後ログに記録されたり、何か不都合が見えたら、それを削除すればよかろう。
起動と設定
では、JT_Linkerを起動。最初は、いきなりこんな画面。
ちょっと驚く(特に二つ目)けど、このあたりの話もマニュアルに書いてある。
この後、設定画面が開く。上のメッセージにあるように、コールサイン等を入力する。手順はマニュアルの10ページ目あたり。
Saveしたらこんなメッセージが。
なるほど。WSJT-Xなどとの連携の設定が必要らしい。
今回は、WSJT-Xと連携したいので、それ以外は飛ばず(キャンセル)。
WSJT-Xのところで、OK。そうすると、再び、Setupの画面が開いた。
この図のように、「WSJT-X Log Data」のところに、ログファイルのディレクトリパスを指定した。WSJT-XのログディレクトリはFileメニューの「Open log directory」を選択すれば当該フォルダが開くので確認できる。
JT_LinlerのSetup画面をSaveで閉じ、JT_Linker本体の画面へ。
動作確認
左下の「Test」ボタンを押すと、テスト用のデータが入力された。
「Resend」ボタンを押すと、Turbo HAMLOGに転送が行われた。
ここで「はい」を押せば、実際に登録されるはず。今回はテストデータだったので登録はしなかったが。
これで、WSJT-Xでの更新記録がTurbo HAMLOGに記録できるようになった。
【追記】 FT4対応
FT4対応はこちらの記事で。
コメント
最初のセットアップでファイルの存在まで確認に行く仕様なんですよねぇ。
ファイルだけ存在していればいいようなので空ファイルでも大丈夫そうな気がします。
あとは実際にQSOをロギングしたら、テキストエディタでログファイルを開いて
空うちのログエントリーを削除してしまえば良いと思います。(XMLファイルです)
また、長く運用しているとJTalertとWSJT-Xで片方がフリーズしたりしてログファイルが食い違ってくることがあります。そんなときはハムログなりからADIF形式のログをエクスポートしてWSJT-XやJTalertのログと差し替えてやれば良いです。
起動時にあれだけメッセージを出してくるんだから、あちらのログファイルの存在もメッセージにしたらよかろうに、とも思います。
先程、別記事を書いたのですが、ダミーのログが見事に悪さ(というほどでもないですが)してくれました。WSJT-Xのメニューからログを消したら、本当に消えました。中身が空になるんじゃなくてファイルごと…。
ログの食い違いについては覚えておきます。いつもありがとございます。
この後やっておきたいのは、
・TS-690からIF信号の取出し(RTL-SDRに突っ込んでHDSDRでモニタ)
・保安接地の確保
・Turbo HAMLOGからeQSLへのデータ送信方法の確認
といったあたりです。アンテナの調整は継続課題(笑
LPB2を使ってシリアルの「二股化」はできていたのですが、不安定なことがわかりました。突然、無線機の周波数がパタパタ変って制御不能になったり、HDSDRから無線機が制御できなくなったり。ということで、この辺ももうちょっと確認が必要です。