AliExpressで調達した49.9Ωのチップ抵抗(1%、1/8W、0805/2012Mサイズ)の高周波特性をNanoVNAを使ってみてみる。
チップ抵抗をSMAコネクタに直付け。コネクタの余分な足は切り取った。表記は「49R9」。
まずは、NanoVNA-H4のキャリブレーション。上限は限界の1.5GHz。
赤がリアクタンス、青がレジスタンス、黄がSWR。上の方は暴れるがしょうがない。
では、先程のチップ抵抗を付けたコネクタに交換。
リアクタンスの上昇がやや多めか?スケールは10Ω/div。
レジスタンス割とフラットに見えるが、数字で見ると周波数の上昇に伴ってやや上昇する。
300MHzではレジスタンスが49.2Ωでリアクタンスも大した大きさでもないのにSWRが1.04っていうのはちょっと気になる。
S-A-A-2でも測ってみる(S-A-A-2は画面キャプチャができないので写真で)。
こちらは、上限は3GHz。マーカのポイントは上と同じ。それらのポイントでのSWRの値は同じ。
そこで、DE-5000で抵抗値を測定(もちろん、キャリブレーションを実行)。せっかくなので(?)100kHzで(DE-5000の上限)。
49.77Ωなので、0.2%程度の誤差。問題なし。
続いて、NanoVNA-H4付属のLoad標準。
あー、こっちが51.2Ωもある。なるほど、これを基準にしたら50ΩピッタリでもSWRは1.0にはならないわな。
ということで、この49.9Ωのチップ抵抗は、まぁ、300MHzくらいまでなら基準として使ってもいいんじゃないだろうか?
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