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FT4デコードのa2

FT4でのQSOで見慣れないメッセージ「a2」。なんだろうと思ってWSJ-Xのマニュアルを調べたらちゃんとあった。

「12.1. AP Decoding」のところ。

12.1. AP Decoding

The WSJT-X decoders for FT4, FT8, JT65, QRA64, include procedures that use naturally accumulating information during a minimal QSO. This a priori (AP) information increases sensitivity of the decoder by up to 4 dB, at the cost of a slightly higher rate of false decodes. AP is optional in FT8, JT65, and QRA64, but is always enabled for FT4.

a priori (AP) information」は「推測情報」とでも訳すのだろうか?この場合は「既知の情報」か?この先に説明があり、受信した信号に一部の情報が掛けていたとしても、QSO中は互いのコールサインは「分かっている」ものなので、それに基づいた推測デコードによって感度が4dB向上するとのこと。例としてa2の説明がある。

 For example, a2 indicates that the successful decode used MyCall as hypothetically known information.

どうやら受信データの中で私のコールサイン情報が欠けてしまっており、それを補ったということらしい。珍しいものを見た(のかな?)。

a2だけでなく、a1からa6まである(JT65ではa7も)。その他の詳し情報も上記のマニュアルで。


【追記】

上のリンクは古くて切れているので、新しいドキュメントを確認のこと。

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