が、GND分離が面倒なので、先にローバンド側の改善をやっておく。
以前の実験で、コイルの巻数を増やすのは良い結果にならないのがわかったので、バリコンの容量を増やす方向。今使っているバリコンが二連で、一方が15~155pF、もう一方が25~80pF程度。で、実際に使用しているのが15~155pFの方だけなので、ローバンド側では25~80pFがパラで入るようにスイッチで切り替える。使わずに余らせているのはもったいないというか、貧乏性というか^^;
では、SARK100で測定。
まずは、ローバンド側。
続いてハイバンド側。
14MHzはどちらのモードでも対応できているが、ローバンド側の方が低SWRの帯域が広い。インダクタンス多めよりもキャパシタンス多めの方がいいのだろうか?また、24MHzまでは実に気持ちよくSWRが落ちてくれている。一方で、28MHzで上手く落ちないのはなぜだろう?
それから、発熱についても面白いことがわかった。試しに、アンテナ側のGNDに2m位のワイヤ(実際には糸ハンダ)をつないでみたところ、フロートバランの発熱がほとんど感じられなかった。50cm位でも効果はある(2mよりは発熱する)。短くてもカウンタポイズとして機能してくれているのだろう。また、このカウンタポイズがあった方が受信感度が明らかに上る(ノイズを拾いやすくなっただけ?)。カウンタポイズ不要という利便性は犠牲になるが、効率を考えると付けた方がよさそう。
28MHzでSWRが上手く落ちなくなった点は気になるが、強制バランの実験に移ろう。
Gawantもどき - GND分離と強制バラン
先送りにしていた強制バランを入れる実験を実施。 GND分離実験 まずは、強制バランを入れる前に、GND分離の実験。 上の図のようにトランスの一次二次のGNDが接続されていたものを、下のように切り離す。 SARK100で特定測定。 ローバンド...
コメント
ローバンド側、ブロードになっているということはQが低いということになりますかね。
アンテナ部分と並列共振のコイルの部分は共通なので、2連バリコンのもう一方を追加するところで、何か損失が増えているとかそんなことなんですかねぇ(理想のバリコンなら、並列につないでも基本的にQはあまり変わらないはず)。
すみません。あの説明文ではわかりにくいですね。図を追加しました。元々、コイルは切替え式になっているので、そこにバリコンも切替えになるようにしました。
だとしたら、ますます、コイルもVCもスイッチを通すとQが落ちてるということになるような・・・
共振回路としてはQが高い方がいいですけど、この目的ではバンド幅が広く取れる方が嬉しいような…
並列共振を使っているので、Qが低下してそこで損失が大きくなると問題ではないかと・・・
なるほど。コイルの巻数を増やしているので、抵抗分が増えますからね。