フェライトビーズをNanoVNAで測ってみる。
チップタイプのFBだし、高い周波数まで見たいので測定アダプタはタイプ3を使用。測定中はセラミック製のピンセットで押さえつける。
測定結果
120Ω(太陽誘電 BK2125HM121-T)
秋月電子で入手したもの⇒ https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04054/
330Ω(村田 BLM21PG331SN)
秋月電子で入手したもの⇒ https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04053/
330Ω(詳細不詳)
AliExpressで入手したもの。サイズは0805(2012M)。
グラフの薄い色のものはBLM21PG331SN(比較用)。
詳細不明リードタイプ
リード線と一体型のフェライトビーズ。相当前にジャンク屋かどこかで一袋○円みたいな感じで買ったもの。
測定結果からすると、公称値としては100Ωとか120Ωとかなのかな?
雑感
手持ち品を測ってみただけなので特段まとめというほどのこともない。ちょっと気づいたことなど。
チップタイプのフェライトビーズよりも昔ながらのものの方が特性(グラフ)は素直。実装時に場所を食うけど。
AliExpressで買ったものもそれなりの特性であることがわかった。
これまでは公称値とか、データシートを参照するくらいしかできなかったが、NanoVNAを使えばこうやって実際に測ることができる。目的の周波数での特性がわかるのは大きい。フェライトビーズに限らず、トロイダルコアに自分で巻いたものを測れるのも素晴らしいと思う(周波数に依存し、計算通りにはいかないことが分かる)。
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