tinySAの情報源
前の記事にも書いたように、tinySAの情報は、こちらの公式サイトで公開されている。
英語で書かれているけれど、Chromeの翻訳経由でだいたい分かる程度の日本語になってくれる。
【原文】
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【日本語訳】

以下、まず押えておきたいページ。
仕様
制限事項
画面情報
メニュー
メインメニュー
ツリー構成
セルフテスト
では、ここから実際に操作してみる。参考にするのは、First Useのページ。
tinySAの電源を入れ、二つのポートを付属の同軸ケーブルで接続する。
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画面をタップすると、上のようにメインメニューが表示される。
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「GONFIG」をタップ。
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「SELF TEST」をタップすると、自己診断が実行される。
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すべてのテストを通過。所要時間は10秒くらい。画面上の任意の場所をタッチすれば測定画面に戻る。
【追記】
粗悪品だとこのセルフテストで失敗されると報告されている。
キャリブレーション
続いて校正。ケーブルは繋いだまま。
LOW側
再び、「GONFIG」メニューを出す。
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「LEVEL CAL」をタップ。
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「CALIBRATE」をタップすると、校正が行われる。
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所要時間は1秒ほど。あっという間に完了。任意の場所をタッチして測定画面に戻る。この状態は保存してくれるのかどうかよくわからない。が、電源を入れる度に実行するとしても1秒で終るので大したことではない。まぁ、ケーブルをつなぐのが面倒か。
これで測定準備完了。
HIGH側(保留)
なお、上はLOW側(100kHz~350MHz)のキャリブレーション。HIGH側(240MHz~960MHz)は簡単にはいかないらしい。そのやり方については、こちらのビデオがわかりやすい。
簡単に言うと、こんな感じ。
- 240~350MHzの間の適当な周波数の信号源を用意する。
- LOW側で測定する。
- その値をHIGH側に設定する(補正値)。
まず、240~350MHzはLOW側とHIGH側がオーバラップしている周波数。LOW側はtinySA自体に校正の仕組みを内蔵しているので、そちらで測定すれば信頼できる(はず)。
続いて、HIGH側で同じものを測定する。その値をLOW側で測定した値に補正する。これで、HIGH側の校正ができる。なるほど、とは思うが、一点だけ合せただけでいいんだろうか?
ちなみに、上のビデオでは240~350MHzの信号源として、48MHzのX’talオシレータの7次高調波(48*7=336MHz)を使用している。最初は6次高調波を使おうとしていたけど、実際に測定したら7次の方が強かったのでそっちを使うことにしたという流れ。
まぁ、ともかく、HIGH側はこうしたものを用意しなきゃいけないようなので、取り敢えず放置。校正しなくても使用できるけど、値は読めないと言うか。「信号があるね」という見方には使えるだろう。
【追記】
実際にやってみた。
最初の測定
せっかくキャリブレーションまでできたので、ちょっと測定してみる。
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LOW側のコネクタに適当なアンテナを繋いでみた。スイープ範囲はLOW側の全域(50kHz~350MHz)。FM放送と思われる信号が確認できる。
スイープ周波数範囲の設定
画面をタッチしてメイン名ニューを出す。
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「FREQUENCY」をタップ。

「START」をタップ。

テンキーでスタート周波数を指定する。
最初の画面に戻るので、再度メインメニューを出すところから。今度は、「STOP」でストップ周波数を同様な手順で指定する。

FM放送(補完放送を含む)の範囲を指定してみた。START / STOPの他に、CENTER / SPANでの指定も可能。
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こちらは、センタ周波数80MHz、スパン500kHzにしてみた様子。
【追記】
ファームウェア1.1-52でQuick Menu機能が加わり、周波数などの設定が少し楽になった。
ウォータフォール
メインメニューから「DISPLAY」を開く。
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「WATER FALL」をタップする。
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画面の下1/4位にウォータフォール(waterfall)が表示される。
下は、中波放送をモニタしてみた様子。
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もう一つ。アマチュアバンド、2m(SSB)。
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なお、ウォータフォールを消すのは、表示させるのと同じ手順。もう一度、「WATER FALL」をタップすれば消える。
コメント
Please update the firmware as your current firmware is rather old
(google autotranslate)
現在のファームウェアはかなり古いので、ファームウェアを更新してください
Thank you for your advice. I will try it.