ConoHa WINGでSSHアカウントを作る方法は公式サイトに説明がある。
が、ConoHa WINGの管理画面での操作方法だけで、この後、どうやってSSHクライアントで接続するかの説明まではない。
ざっくり言えば、pem形式のファイルをppk形式に変換すればよいのだけど、滅多にやらないので、必要になったときには手順を忘れている…。
ということで、備忘録的に接続方法をまとめておく。SSHクライアントは、普段使っているPuTTYで。
ConoHa WINGサーバにSSHアカウントを作る
まずは、SSHアカウントの作成。これは、上にも書いた通り、公式サイトに説明がある。一応、順を追ってやってみる。
ConoHa WINGの管理画面で、「サーバー管理」→「SSH」とたどり、右上の「+ SSH Key」ボタンを押す。
「自動生成」で適当な名前をつけ(ここでは、ConoHa-SSH-keyとした)、「保存」を押す。
左下に、成功した旨のメッセージ。
プライベートキーをダウンロードするようにと促すポップアップウィンドウ。「ダウンロード」ボタンを押す。
これで、SSHアカウントの生成は終了。が、この後もこの画面を使うので閉じずにそのまま開いておく。
PuTTYの設定
続いて、クライアント(PuTTY)に接続設定を行う。
プライベートキーの変換
ConoHa WINGで生成したプライベートキーを、PuTTYが扱える形式に変換する。そのために、puttygenを起動する。
プライベートキーを読み込む
「Actions」の「Load」ボタンを押す。
ファイル形式のフィルタを「All Files (*.*)」に変える。
先ほどダウンロードしたプライベートキーファイル(ConoHa-SSH-key.pem)を指定して、「開く」。
読み込み成功。「Save private key」でPuTTY形式に変換するようにとあるので、それに従う。
PuTTY形式に変換する
「Save private key」を押す。
「パスフレーズがないけどいいか?」というような警告。より安全性を高めるなら、前の画面の「Key passphrase」と「Confirm passphrase」に適当なパスフレーズを入れておく。ここでは、省略してこのまま「はい」で進める。
適当なファイル名を付けて(ここでは、ConoHa-SSH-keyとした)、「保存」する。
PuTTYの接続情報等の設定
再び、ConoHa WINGの管理画面へ。
先程生成したSSH Keyの名前が表示されている。これをクリックすると接続情報が表示される。
これを使ってPuTTYを設定する。
では、puttyを起動する。
「セッション」で、「ホスト名」、「ポート」を設定する。ConoHa WINGの管理画面に評されているものを入力。ConoHa WINGの管理画面の各項目の右端にあるクリップボードアイコン(?)をクリックするとコピーされるので、puttyの画面でペーストすれば楽。「接続タイプ」は当然「SSH」。
その他、端末等の情報は好みに合せて設定する。ここでは省略。ConoHa WINGへの接続に必要なことだけを取り上げる。
「接続」の「データ」で、「自動ログインのユーザ名」を設定する。これも、ConoHa WINGの管理画面からコピペ。
「接続」→「SSH」→「認証」で、「認証パラメータ」の「認証のためのプライベートキーファイル」で「参照」ボタンをクリック。
先程PuTTY形式変換したファイルを指定する。以上で、設定自体は完了。
せっかく設定したので、保存しておく。
「セッション」に戻る。「セッション一覧」に適当な名前を入力して「保存」。次回からは、これを「読込」すればOK。
SSHで接続
上の画面(PuTTYの「セッション」)で「開く」を押せば、ConoHa WINGのサーバに接続する。
無事、ログインできた。プライベートキーをPuTTY形式に変換する際にパスフレーズを設定していたなら、接続時にそのパスフレーズを求められるはず。
SSHで接続できれば、何かとつぶしが利くはず。
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