コーヒーミルが壊れたので新しく購入した。新しいものについては記事の後半で。
壊れたコーヒーミル
元々使っていたのは、ハリオの「キャニスターミル」。
これの古いモデルを使っていた。30年以上使い続けたものなので、途中に何世代もあったのかもしれない。ともかく、長持ちした。それでも、さすがにミルの切れ味が悪くなってしまったので、買い直した。迷わず、同じものを。
しかし、これが「同じもの」ではなく、色々と変更があったようで、まず、デカイ。一回り大きくなっていて、戸棚に収まらない。仕方なく、キャニスター部は昔のものを使い、上部の臼をすげ替えてニコイチで使っていた。
臼も以前は鉄製だったのが、セラミックになっていて切れ味も良く、コーヒーが美味くなって満足。
と、ここまでは良かったのだけど、それ以外に致命的な改悪が。結局、短命で、二、三年しかもたなかった。
臼の軸とそれを支える金具とが擦れて、伸びてしまった。
この写真を撮ったあと、次に挽いたら、ついにねじ切れてしまった。
こうなると、もう挽けない。豆はほとんどそのまま落ちてくるような状態。
壊れたところは、こんな様子。
軸もすり減っており、ちょっと力をかけたらポッキリいきそう。
ちなみに、30年以上の使用に耐えた旧モデルは、こんな華奢な作りではない。
軸を受ける部分はしっかりした筒状になっている。これなら、当たる面積が大きく、あのようなことにはならない。なんで、ここを改悪したんだろう。
そういうわけで、新調するミルの候補からは、このキャニスターミルは一番最初に除外。
ミルを検討
新調するミルは、あのような事故が起きないような構造のものをと探す。しかし、今の時期、店頭に行って探すのも何だし、そもそも、たくさんのミルを揃えているところも知らないし。必然的にメーカサイトやオンラインショップで探すことになる。
しかし、写真が小さく、なかなか細かいところがわからない。
カリタ ラウンドスリムミル クリアーに決定
あれこれ見ているうちに見つけたのが「カリタ ラウンドスリムミル クリアー」というモデル。
ぱっと見で、軸家のところはなんだか筒状になっている。それよりももっと目を引いたのが、回転歯を下からも受ける構造。これによって、回転軸の中心がブレず、コーヒー豆を均等なサイズに挽けるみたい。
「ラウンドスリムミル」には、ナチュラルとブラックというモデルもあるけれど、この回転軸の構造は「クリアー」モデルだけ。ラウンドスリムミルにするならクリアー以外はあまり意味がないと思う。
レビュー
第一印象、デカイ。キャニスターミルの今のモデルよりも背が高い。危惧はしていたけれど、しょうがない。
ハンドルが長い。ハンドルの先のツマミが小さい。今までが割と大きかったので、持った感じに違和感。そのうち慣れるかな?
豆入れには蓋があるので、挽いているときに豆が飛び出ることはない。
そして、最大の特長部分。
しっかり、下から支えている。臼には「CARBON STEEL」と刻印されているように、炭素鋼が使われている。
挽き具合は軸を支えているところの樽状の部品を回して行う。が、これが非常に緩い。ちょっと手が当たるだけで回ってしまう。回りにくくする上手い手はないものか?
一番粗くするとこんな感じ。
サイズの比較用にコーヒー豆を一つ入れている。細かくするとかなり細かな粉末になる。挽くときのハンドルの回転はかなり軽い。ハンドルが長いせいもあると思う(テコの原理)。安定して挽けるためか、あっという間に挽き終わる。
粉受けはアクリル製。ガラスではない。帯電防止加工をしているらしいが、こんな感じになる。もっとも、ガラス製のキャニスターミルでもある程度は粉が付いていのでこんなものかもしれない。
それから、ミルと粉受けはバヨネット式。これが非常に甘い。ほとんど力をかけずに外れてしまう。
この高くなっている部分(三か所)を指でグイッと押してやったら、バヨネットの噛み合せが少し強くなった。
【不満点】
- デカイ。もうちょっとコンパクトにして欲しい。
- ハンドルのツマミはもうちょっと大きい方がいいな。
- 挽き具合の調整ネジが緩すぎ。
- バヨネットが甘すぎ。
- 粉受けの静電気対策がイマイチ。
と不満点は多々あるが、いずれも細かな話。挽き具合には満足している。だからこそ、細かな点が気になってしまうのだけど。
コメント
壊れたほうは、電鍵に改造すると面白そうですね。インベーダーもビックリ!