面白そうだと思って発注したQEX No.35が届いた。
https://www.jh4vaj.com/archives/17773
気になる話題がたくさんある。個人的に特に興味深いものをピックアップ。
まずは、MMANA関連。
使い方が図解されていて、わかりやすい。MMANAを初めて使ったときには、インターネット場の情報をあちこちみながら苦労して動かしたけれど、これがあったら楽だっただろう。
また、基本的な使い方にとどまらず、いくつかのアンテナの解析記事もある。その対照が面白いことに、「アンテナハンドブック」に掲載されていたアンテナを主に取り上げている点(アンテナハンドブック以外の記事のものもある)。
- 21MHzワイヤ 2エレ八木
- 28MHz 3エレ HB9CV
- 430MHz 7エレループ
- 50MHz ヘンテナ
- 1200MHz 4エレ キュビカルクワッド(スタック)
単純なMMANAの使い方にとどまらず、こうした実績のあるアンテナを解析しているのはとても面白い。「28MHz 3エレ HB9CV」はオリジナル記事の著者が当時(1969年)を振り返るコラムもあって興味深い。
今は残念ながら絶版となっている「アンテナハンドブック」。これを機に、こうしたシミュレーション記事を交えて改訂版を出してもらえたらなぁ。
続いて、WSJT-X関連記事。
WSJT-Xなどのデジタルモードのソフトウェアは、アマチュア無線関連雑誌で毎号のごとく取り上げられている。ここでは、複数の設定の切替方法、また、複数の同時起動方法が詳しく解説されている。
それと、JTSyncという時計合せソフトの紹介。名前から想像できるように、デジタルモード運用に特化した時計合せツール。単にPCの時計を正確に合わせる機能だけでなく、相手の時計のズレに合わせると言った機能があるらしい。面白そう。近いうちに試してみよう。
続いて、X5105というコンパクトなリグ。
これは、以前から気になっていたリグの一つ。
https://www.jh4vaj.com/archives/5883#X5105
使用記は初めて目にした。とはいえ、免許の変更申請前とのことで、実運用での話はない。申請したのであれば、5MHz帯の扱いをどのようにしたのか気になる。申請の詳しい話はなく、「免許制度を簡略化して欲しい」と言ったような話があった。おっしゃる通り。それから、内蔵ATUは結構優秀らしいい。
アンテナの話題もいくつ買った。その一つ、3.5~30MHz対応バーチカルアンテナ。
ベース部にマッチング回路を設けた一般的な構成ではあるが、バリコンを身近な材料で自作するというのが面白い。エアバリコンは入手難なので、こういうアプローチは参考になる。
最後にインピーダンス計。
コモンモードチョークを測定しようという話。とても興味深い。
他にも面白そうな記事がたくさんあるけど、とりあえず、こんなところで。
コメント
2022,10,18現在の話ですので、記事の年代からは、かけ離れていて申し訳ないのですが。
この記事に紹介されているJTSYNCについて教えてください。
このJTSYNCがダウンロードできません。
CQ誌の2022.10月号FT4ガイドにも紹介されています。
どうすれば、手に入れることができるのでしょうか?
よろしくお願いします。
あいにくJTSYNCというものについてはまったく知りません。