先日のバンド幅拡張などの改正で1.9MHz帯で全電波型式の運用が認められるようになった。
しかし、一括コードの4MAや3MAにはJ3Eなどは含まれておらず、このままではSSBの運用のためには変更申請が必要になってしまう。
そこで、これらの一括コードにJ3Eなども入れる改正を行おうとしているようだ。それについてのパブリックコメントの受付が明日(4月25日)から始まる。締切は、5月29日。
これが通れば、4MA/3MAで免許を受けていれば、新たな申請は不要。そのままでJ3E等の運用が可能になる。
しかし、無線機側の問題もある。技適機にしろ、保証認定を受けたものにしろ、1.9MHz帯ではJ3E等は含んでいないはず。これをどうするか?正攻法で行くなら改めて保証認定だろう。技適機も技適の範囲に含まれないので保証認定が必要になるはず。でも、そんなことをやったら事務処理が大変になることは火を見るよりも明らか。
一方、現実には、親モードとしてSSBを使うF1D(FT8など)が免許されている。ならば、SSB自体もいいんじゃないかという意見もある。入力がPCによるトーン信号か、音声かの違いだけだから。このあたり、どう落とし所を見つけるのか、注目。
【追記】
技適機に関しての話。例えば、IC-7300を総務省のデータベースで検索するとその詳細はこうなっている。
実際の検索結果⇒ https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jg0…
どの周波数帯でもFT8のF1Dなどの電波の型式は含まれていないが、別途「軽微な変更」としてPCを附属措置として接続する届出を行うことでF1Dの発射が認められる。「工事設計認証」にはA1Aだけしか入っていない1.9MHz帯であっても、F1Dが実際に認められている。ここで、「附属装置」として「マイクロフォン」は可能か?これをOKにすれば、技適は技適としてそのままで1.9MHz帯でJ3Eの運用ができるのではないか?
というようなことを考えていたら、総務省はそう言う方向を考えていると教えて頂いた。詳細はこちらのブログ記事。
今の手順だと、まず最初に技適の範囲だけで免許を受け、その後で「軽微な変更」の届出の二段階の手順になっている。手間がかかるだけの実にバカバカしい手続き。それだけで認められるのだからいいと言えばいいのだけど、この機会に個々もなんとかして欲しいところ。
その後
コメント
いつも拝見させて頂いております。今回の改定で3.573MHzでJA-JAもOKになつたのでしょうか?JST1920現在、盛んにQSOがおこなわれています。
そんな話は今回の告示には入っていないと思います…