こないだの実験で、ちょっとした改造によってNanoVNAの高域特性が改善することが確認できた。
NanoVNAの高域特性の改善改造
昨年末くらいにNanoVNAの高域特性を改善するというお話をja1turさんからコメントで頂いた。そのコメントがある記事はこちら。 ご本人のブログで具体的な改造方法の解説してくださったので、やってみたところ、上手くいった。 改造方法 ja1...
良くなるのなら、手持ちのもう一台のNanoVNAも同じ処置をしたい。でも、シールド板が付いているのが逆にネックに。でも、ja1turさんのブログでは、簡単に外せたとある。
ならば、まずは、どうなっているか見てみようと開けてみたら、私のものもシールド板の形状は違うけれど、カッターの刃を差し込めば簡単に外れそう。
シールド板自体は基板にハンダ付けされているわけではなく、差し込まれているだけだった。
では、改造対象のR13を、と見ると、なんだか様子が違う気がする。
基板が汚い。SMAコネクタは後付けで洗浄していない感じ。
R13付近を拡大。
R13の隣りのランドは部品が実装されていなかったはず。
白トカゲ版の改造前の写真を探し出してみる。
なるほど。実装されていなかったR15は、ランド自体がなくなっている。そして、R13とR14はR16のそばに移動しており、R14とR11の間の配線は曲線パターンになっている。この方が配線長が短くできそう。このあたりが、両者の特性の違いに表れているのだろうか?
一旦、ここまで。R13にコンデンサを背負わせる改造は後日。
NanoVNAの高域特性の改善改造、二台目
「シールド板付きNanoVNA」にも高域特性改善のための改造をやってみる。 これまでの話。 改造 前回の結果を踏まえて、今回はR13に3.9pFのチップコンデンサ(2012Mサイズ)を乗せるだけとする。 改造前 改造後 ややボッテリ気味。R...
コメント
このアオ基板、バッテリは450mA、電圧モニタダイオード位置変更済?、3分割シールドと多分最新版では無いでしょうか。R13部分のパターンは変わってますが定数は同じようです。
このシールドは理想的ですね。コンデンサ追加楽しみにしてます。
いつも拝見しております。
Nano VNAシールド板の有/無の話題は各所で出ていますね。
それなら一層のこと、シールド板なしでミキサーIC(SA612??)に
銅箔テープでも貼ってみるのはいかがでしょうか…??
自作電源のLM723に銅箔テープで巻いたら回り込みが改善した経緯があるので。
最初にこれをやるときに、それは考えました。
https://www.jh4vaj.com/archives/14172
でも考えただけで、実施はしていません。