同軸ケーブルの短縮率、VMA Simple Spectrum Analyserでも測定できることをコメントで教えて頂いた。
では、早速実験。
接続
接続はこんな感じ。
LTDZのRF OUTにT分岐コネクタをつなぎ、一方をLTDZのRF INへ、もう一方に被測定ケーブルをつなぐ。この写真では、上が被測定ケーブルで、RG-58A/Uの1.5m。こちらの測定で使ったものと同じ。
測定
VMA Simple Spectrum AnalyserをSpectrumモードにする。Start Frequencyは50MHz、End Frequencyは200MHz。この周波数は、エイヤッ。ちゃんと目星を付けて設定するのがいいのだろうが、「まぁ、こんなものでいいだろう。出てきたものを見て考えよう」ということで。
LTDZのTGボタンを押してから、測定開始。
上手いこと、波形の谷が二つ以上見える(この時点で、スイープは止めても構わない)。その二つにマーカをそれぞれセットし、下の方にあるMeasurementsボタンを何度か押す。Reflectometerを出す。
Activate Reflectometerにチェックを入れ、Cable Typeを選ぶとDistance to faultに長さが表示される。ここでは、「RG 58 CU」を選んで、1.508mと表示されている。T分岐コネクタの分岐点までが「距離」の対象かな。しかし、字が小さい…。
短縮率を求める
逆に、長さを与えて短縮率を求めることもできる。
Calculateボタンを押す。
枠内に事前に測っておいたケーブル長を入力する。
ここでは、前回測った1.51mを入力し、OKを押す。
v/c ratio(速度係数 = 短縮率)は66%と表示された。ケーブル長は1.508mと細かい数値まで出してくるのに、短縮率は1%単位のようだ。
OKを押すと、データベースに登録するかと聞かれた。
試しに登録してみようと思い、はいを押す。
cable typeの名前を聞いてきたので、同軸ケーブルの名称をそのまま入れてOKした。
Cable Typeの選択肢に、今登録したものが反映された。
試しに、適当なケーブル長を入れて短縮率の表示を見てみる。
先程の手順で、今度は2mと入力してみる。
87%と出た。ここでは、OKするしかない。
いいえでデータベースへの登録はしない(でたらめな値なので)。
短縮率を直接指定
これまでの手順ではCable Typeを選択して短縮率を入力したが、短縮率の値を直接入力することもできた。
v/cの水色の枠をクリックすると、ソフトウェアキーボードが出てくる。
これで入力すればOK。
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