概要
TTCW02でキーイングしたものが適切かどうか目で見て分かると面白いだろうと思い、DSCWにつないでみた。下が実際の動作の様子のビデオ。
DSCWが打鍵速度を割り出すのに少しかかるが、その後はしっかりデコードしてくれる。なお、私がこんなに打てるはずもなく^^;、ctestwinを使って打鍵した(PCWI01経由でCW出力させ、それをTTCW02に接続してPCに入力)。
ケーブルの作製と接続
TTCW02からはトーン信号を出力できるので、ケールブルを一本作ればPCと接続できる。
用意するのは3.5mmのステレオプラグとモノラルプラグ。これを上の図のように接続する。TTCW02の出力端子で、トーン出力は真ん中。それを取り出してPC側のマイク入力に入れてやるだけ。GNDは双方同じ。PC側もステレオプラグでも大丈夫(L-chに入れるかR-chに入れるか)だけど、両端がステレオプラグだと区別がつかなくなるのでモノラルプラグを使った。TTCW02の出力端子の先端はキー入力がそのまま出てくる(これはここでは使わない)。
接続ケーブルができたらTTCW02の出力をPCのマイク端子につなぐ。TTCW02側が3 pin(ステレオ)プラグ、PC側が2 pin(モノラルプラグ)。
まずは、ちゃんと接続できているかテスト。
サウンドのプロパティを開いて、「録音」タブを表示。
マイクのプロパティを開き、「聴く」タブの「このデバイスを聴く」にチェックを入れて「適用(A)」ボタンを押す。これで打鍵すれば、PCのスピーカから音が出るはず。出なければ、「レベル」をチェック。
「レベル」がゼロになっていたり、ミュート状態になっていないか確認。それでも音が出なければ、PCの設定や接続、ケーブルをチェック。
音が出たらレベルを調整する。歪まない程度に。やや低めくらいが良いかも。
ここまでの確認が済んだら、「このデバイスを聴く」のチェックを外しておく(PCからも音が出るとやかましいし、また、PCからの音は微妙に遅れるので具合が悪い)。
DSCWのインストールと動作
続いて、DSCWの準備。ダウンロードは公式サイトから。
ZIPをダウンロードして展開し、インストーラを走らせるだけ。詳細は省略。
DSCWをインストールできたら、起動する。
下の方にある「Sound Deive」メニューを開き、TTCW02をつないでいるマイクを選択する。
続いて上の方にある再生ボタン(?)の左の方を押す(TTCW02のトーン出力がL-chにつながっているので)。
「Speed Control」は「Auto」にチェック(デフォルトでチェックされているはず)。「Center Freq.」も「Auto」にチェック(こちらはデフォルトではチェックされていない)。
これで設定完了。TTCW02で打鍵すれば音が出て、DSCWのRxの枠に解読結果が表示される。
なお、この接続をすると、TTCW02のトーン周波数が多少変る(発振回路の負荷が変化するため)。発振回路の出力を、バッファを入れずに直出ししているため(ご了承ください)。
余談 – CWインベーダーとの連携
TTCW02の出力にはここで使ったトーンの他にキー入力が出てくる。キー出力も3.5mmのモノラルジャックで引き出し(二股ケーブルみたいな格好)、トーン出力を上記のDSCWへ、キー出力をCWインベーダーに入れれば、自分の打鍵(攻撃)を記録できるはず。やっていないので上手くいくかどうかはわからなけど、原理的には大丈夫かと。自分の攻撃を記録して分析すれば、弱点が見つけられるかも?
【補足】
CWインベーダーに接続するには、こちらのオープンコレクタ化改造が必要です。
なお、この場合はTTCW02のボリュームは最小(電源はオン)にしておくのが良いのではないかと。
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