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ハムフェア2019終了

今年のハムフェアは、縁あってAKC(アマチュアキットクリエイターズ)のメンバに加えていただき、初めて出展者として参加した。ちょっと振り返ってみる。

前日(設営)

曇り。蒸し暑い。初めての南展示棟。途中の動く歩道のところが新築臭がする。それを過ぎて南棟に入るとそうでもなかった。

入場口はこんな感じ。明日はすごい行列になるんだろうか?

車を乗り入れて準備している所も多い。「59」とか「73」とか、アマチュア無線にちなんだナンバプレートが多数。アンテナはデフォルト(たくさん生えている車も)。

AKCブース、設営完了。壁面にはメンバが持ち寄った試作基板をたくさん貼り付けた。動かない基板の「供養」ということで。テーブルクロスや横幕は防炎加工を施したもの。

しかし、それにしても、館内は暑かった。曇っていてあれだったので晴れていたらものすごいことになっていたんじゃないだろうか?

メーカブースはさすがに大掛かり。

アイコムは十日ほど前からFacebookを使ってティザー広告を打ち、「新機種が出そうだ!」と期待を盛り上げていたが、前日の設営時に情報ダダ漏れ状態。飾り付け上部のパネル(というのかな?)に大々的に写真や型番を載せており、下の説明モニタにも説明ビデオをずっと流していた。これでどんなものかは大体わかった。

この情報(写真やビデオ)がTwitterに流れた。企業側があれほど大ぴらにやっているということは、SNS拡散を狙ったマーケティング戦略の一環なんだろうと思った。本当に秘密にしたいのなら、絶対にそのような対策を打つはず。そうじゃなきゃ、ブースの装飾会社の責任問題だし、アイコムの担当マーケティング部門の責任者は責を負うだろう。企業の情報管理は厳しい。

新機種の実機は置いていなかったことからも、情報がSNSで拡散することを狙っているのだろうと思った。既発売の機種は実機もすでに置かれており、新機種だけが実機がない状態だったので。とは言え、これは私の想像で、アイコムに確認したわけではない。もっとも、確認してみたところで「そうです」などと答えることはないだろうけど。案外、「どんどん拡散して!」と言われたかな?

実際、前日の夜のTwitterは大いに盛り上がっていた。実機を見たいというワクワク感の高い声が多数。マーケティングとしては大成功じゃなかろうか?一方、「正式発表前に勝手に情報を流すとはどういうことか?」「事前にわかってしまいがっかりした」といった声があったことも付け加えておく。

一日目

この日も曇りベースの天気。開場は10時で、その前の9時過ぎに現地入りした。すでに結構な人数が並んでいたが写真を撮るのを忘れてしまった。

AKCブース、準備。館内はエアコンが効いていて涼しい。

開場直後。10時開場のはずだけど、少し早めに開場したようだ。

ありがたいことに、早速多くの方に来ていただいた。JA6IRKさんのアンテナアナライザは、即完売。

JQ1SRNさんのCWインベーダーは長蛇の列。ものすごかった。

7L4WVUさんの三機種は、初日で完売。

しながわハンコ倶楽部のGAWANT、今年も大盛況だったようで、初日予定数の80本(88本だったかな?)は1時間で売り切れたとのこと。すごい!

この日困ったのが昼食。南棟にはフードコート等はない。西棟の方に行ってみたが、すべて休み、あるいは、営業終了。遅い時間(14時過ぎ)に行ったのが失敗か?仕方なく、TFT(ゆりかもめの駅のそば)まで遠征。しかし、ここも入り口近くはどこもやっていない。奥まで行ったらそちらのスペースの店舗は営業していた。

初日の来場者数は3万人とのこと。これまたすごい。

Twitterで絡んでくれている方々、このブログを読んでくれている方々が、多数、お声がけくださった。ありがとうございます。

17時、終了。

このあと、新橋で「反省会」。

二日目

この日も曇りベース。時折日が差して暑い。

しかし、初日ほどの人出ではなかったため、館内はかなり涼しい。というか、AKCブースの場所はじっとしていると少し肌寒いくらい。

私の頒布品は、PCWI01が二日目の午前中で完売。20台の予定だったけれど、多めに用意でき、23台を頒布した。その他は、すでにネット頒布でだいぶ出回っていたし、あるいは、ニッチすぎるものだったため、完売には至らず。荷解きして落ち着いたら、頒布再開しよう。

この日の昼食は、初日の教訓を活かし、事前に弁当を買って持っていった。写真は省略。

ちょっとだけ会場を回ってきた。

話題のICOM IC-705。

リュックに収まるサイズ。しかし、これはどうやって運用するんだろう。二人組で、後ろの人がオペレート?

実際に触れるものが複数台あった。片手で持てないことはないサイズ。重量は1kg程とのこと。バッテリはアイコムのハンディ機と共通。バッテリ動作時で出力5w、外部電源使用時は10Wとのこと。発売は未定だけれど、春頃に出したいそうだ。Bluetooth、あるいは、無線LAN経由でスマートフォンから操作できるようにする予定とのこと。その際には本体のディスプレイは消せるのか聞いてみたら「それも検討したい」と。やはり、バックライトの消費電流が大きいらしいとのこと。他には、操作面保護の観点からパンドルを付けて欲しいとの声がたくさん寄せられているということだった。

今回の展示はそうした市場の声を聞きたかったということもあるのだろうけど、いろんな要望が多数寄せられているようで、これからどうまとめられていくのか興味深い。

Twitterでちょくちょくお世話になっているJP3DGTさんのBiquad Antenna。

この日も多くの方にアイボールQSOしていただいた。ありがとうございます。

二日目は16時終了。15時過ぎから撤収作業を始め、終了時刻を過ぎた頃に会場を後にした。

車乗入れのブースは、閉場後に撤収作業を行うそうだ。

反省

事前に「釣り銭は用意しません、お釣りのいらないようにお願いします」と告知していたので、本当に釣り銭を用意せずに臨んでみた。が、やはりというか、失敗だった。ほとんどの方は、お釣りが必要な状態。中には、しっかり封筒に代金を用意してくださった方もいらした。とは言え、大きなトラブルはなく、なんとかなるにはなった。今回の経験から考えると、事前告知をしていたとしても、二万円分程度は釣り銭(千円札や小銭)を用意しておいた方が良さそう。小銭がいらない値付けをすればよいのだろうけど、「コストを考えるとこのくらいだよなぁ」となるので難しい。今後の検討材料。

アマチュア無線に直結するものは人気があるが、そうでないも、「LBCK02 – LED明るさチェッカ」、「AFSS01 – AVR最初の一歩セット」、「e-scope 3-in-1アダプタ」などは需要が少ない。ハムフェアには持ち込まない(通頒だけ)にするか、ごく少量にしておいた方が良さそう。売り切れればブースを離れやすいが、売り物がある状態では離れにくい。その点からも、需要が少なそうなものは減らした方がよい。また、「不在時間」を事前に決めて告知しておいた方が身動きが取りやすかったかもしれない。出展者としての参加とは言え、折角の機会なので、もっとたくさん見て回りたかった。

チラシは作りすぎた。100部でも300部でも、値段はあまり変らなかったので300部ほど用意したが、さすがにこんなにははけない。それに、一番安い用紙(コート紙)にしたら立派すぎて重かった(立派でもたくさん出るので安いのだろう)。

さて、来年はハムフェアがあるかどうかも未定だし、AKCも最初のゴール(ハムフェア出展)を達成したので今後はどうするかを考えなきゃいけない。


以下、AKCメンバのブログ。順不同(私が見つけた順)。

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