特集は、毎年この時期恒例の、プリント基板作成ノウハウ。別冊付録が「KiCad 5.1攻略本」で、関連のビデオ集(DVD)付き。
とりあえず、ざっと見た感想。
本体特集のノウハウの方は、回路図作成時の細かなノウハウ(グランドを描き分けろとか)、基板設計時の考慮点(ノイズを発生させないためにとか、裏表の配線は直行させろとか)、そういう細かくも具体手的な説明でわかりやすい。
別冊のKiCad攻略本は、KiCadの起動から、回路図作成、基板作成までを順に追って説明している。初めてKiCadを使ってみようという人にはいい感じ。また、これまで、適当に使っていたので、知らなかったところもあって、新しい発見。しかし、ライブラリの作り方なんかがないなぁ、と思っていたら、こんな記述を発見。
【お知らせ】本別冊は加筆、再編集後、書籍化する予定です.
なるほど。実は、今はKiCad 4.0.7を使っていて、最新の5.1.xへの移行の方法が説明されていないかと期待していたのだけど、それはないようだったので、ひょっとしたら、書籍化のときに入るのかな?ちょっと期待しておこう。
なお、ビデオは未視聴。収録内容は、
- 電子部品の基礎知識と定数の読み方
- 回路記号と回路図の描き方
- 基板の専門用語と選び方・見極め方
- やってはいけない基板パターン集
- KiCad 5.1対応!基板CADの使い方
- 部品のはんだ付けとリペア技術
この他、「トランジスタ&OPアンプ回路のKiCad & LTspiceデータ」が収録されているとのこと。
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