自作インタフェースでRTTYの送信テストを行った。RTTYをやったことがなく、I/Fが自作、ケーブルも自作、無線機は古いTS-690で、一発で上手くいかないと何が悪いんだかわからない。案の定、上手く行かなくてTwitterでつぶやいたら、JF3MKCさんがテストに付き合ってくださった。
しばらく送信してもらえますか
探してみます。— JF3MKC (@jf3mkc) April 23, 2019
結論としては、FSKのマークとスペースが逆になっていた。先方でリバース受信してデコードできたとのこと。なので、こちらでは、EXTFSKの「Inv. FSK」にチェックを入ればOKのはず。
また、JK1FNLさんからは、フォトカプラに流す電流を多めにした方が良いのではないかということと、ソフト側で論理の反転をするよりもハードウェアでやっておいた方が良いとのアドバイスを頂いた。
そうですか。よかったですね。トランジスタひとつ追加して、反転しつつ電流いっぱい流してあげるのがよいかもですね:-) RT @jh4vaj @jf3mkc @JK1FNL
「論理が逆になっている」という指摘をいただき、反転してそうんしたらBCLラジオ+MMVARIでデコードできました! pic.twitter.com/vxCBQXYK05— Nao, JK1FNL (@JK1FNL) April 23, 2019
この手のI/Fは、様々なソフトで使うことができますから、ソフトで反転できないという場合も考えて、ハードで対策しておくに越したことはないようにも思います。FT232RLだと、チップ側で論理反転できたはずと検索したら、こんな記事を見つけました:-) https://t.co/8MfaOZXRTu @jh4vaj
— Nao, JK1FNL (@JK1FNL) April 23, 2019
ということで、フォトカプラ(TLP621)に流れる電流を実測。
5V、470Ωで8mA強。LBCK02の表面実装LED用のアダプタが思わぬ形で役に立つ。TLP621の推奨動作条件はIF=16mAだけど、割と少ない電流でも動作しそうな感じなので、8mAも流していれば大丈夫だろうと思う。他のフォトカプラだと、もっと流さないと不安だけど(だから、TLP621を選択した)。また、逆にこれ以上流すのはIC(CH340G)のドライブ能力が不安になってくる。CH340Gのデータシートにはドライブできる電流の記載がないが、フォトカプラ(PC817)を510Ωでドライブしている例が掲載されているので、これくらいなら大丈夫なんだろう。
ということで、抵抗値はこのままとし、フォトカプラのドライブ方法を逆にした(以前は吸込み(Low)でON、今回は吐出し(High)でON)。
下は、MMTTYからTS-690でFSK送信し、BCLラジオ(D-808)で受信してMMVARIでデコードしてみたもの。
おそらく、これで大丈夫だろう。後は、実際にQSOできるかやってみなければ。
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