以前のシミュレートで、1λ Δループアンテナが形状次第(開き角度と言うか、幅というか)で50Ωでマッチングが取れることがわかっている。
ふと、逆三角形だったらどうなんだろうと思ったのでやってみる。前回の三角形では50MHzでやったが、今回は21MHzで。
三角形
自遊空間
- 底辺: 3.54m(1.77×2)
- 頂点: 5.48m
リアルグランド
- 給電点の地上高: 5m(頂点の高さ: 10.65m)
- 底辺: 3.40m(1.70×2)
- 頂点: 5.65m
逆三角形(給電点は上)
自遊空間
安直に、「三角形」の場合の頂点をマイナス側に振った。
- 底辺: 3.56m(1.78×2)
- 高さ: 5.5m
リアルグランド
- 上辺の地上高: 10m(= 給電点の高さ)
- 底辺: 3.70m(1.85×2)
- 高さ: 5.40m
逆三角形(給電点は下)
自遊空間
- 底辺: 3.70m(1.85×2)
- 高さ: 5.40m
リアルグランド
- 上辺の地上高: 10m(給電点の高さ: 4.70m(= 10 – 5.30))
- 底辺: 3.86m(1.93×2)
- 高さ: 5.30m
まとめ
三角形でも、逆三角形でも、形状次第で50Ωでマッチングが取れる。ループアンテナは自己平衡作用があるらしいので、50Ωの同軸ケーブルを直結できそう。
三角形でも逆三角形でも、自由空間なら同じ(当たり前だけど)。給電位置によって三角形の形状を調整する必要はあるが。リアルグランドでは、逆三角形の方が打上げ角が多少低い(垂直方向への輻射も出るが)。
逆三角形の場合では、給電点が上(水平部)でも、下(頂点)でも、ほとんど違いはない。同軸ケーブルが短くて済む分、給電点が下の方が有利か?
水平部を下に持ってくるのが設営は楽そう。
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