概要
こちらの「317」版です。
上のものは7805などの固定電圧の三端子レギュレータを対象としています。ツェナダイオードなどで「ゲタ」を履かせることで、電圧を上げることができるようにしています。
今回のREGM02はより積極的に任意の出力電圧が得られるよう、317を使用しました。
なお、表面実装タイプのNJM317DL1専用です。秋月電子でこれが安いので。
秋月 NJM317DL1 ⇒ https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-15809/
特徴
- 入力部はDCジャック、端子、スクリューターミナルなどを実装可能。
- 出力部も端子やスクリューターミナルを実装できる他、ケーブルの固定もできる。
- 三端子レギュレータは表面実装部品(TO-252)に対応。
- 保護回路あり(フューズ、入力逆挿し保護ダイオード、逆流防止ダイオード)。
- 発振防止用コンデンサはリード部品、表面実装部品(2012Mサイズ)のどちらにも対応。
- 出力電圧は固定にも可変にも設定可能。
- 発熱分散用の抵抗実装パターンあり。
- 基板固定ネジ用の穴があるので、自作装置内等に組み込むこともできる。
- 基板サイズはREGM01と同一。
回路・基板詳細
本基板の回路図は下の図のとおりです(クリックで拡大します)。
入出力端子や保護回路等についてはREGM01のものと同じです。それれらについては、REGM01の説明を参照してください。JP1(ジャンパ)、または、R1の実装をお忘れなく。
317は抵抗二本で出力電圧を設定できるようになっています。新日本無線のデータシートから引用します。
計算フォームを用意しました。R1とR2から出力電圧を計算します(数字を入力するだけで自動計算します)。VREFやIADJは標準値を予め入力していますが、変更も可能です。
一般的なE24系列の抵抗をそれぞれ一本だけ使用するだけでは希望の電圧に設定するのば難しいため、直列・並列での実装を可能にしています。
例えば、R5(データシートのR1)を120Ω、R3とR4の直列(データシートのR2)をぞれぞれ120Ωと330Ωで450Ωにすれば、出力電圧は約6Vが得られます。希望の電圧の組み合わせになる抵抗値を探して下さい。
また、R2に相当する方は可変抵抗にもできます。3386Kと3386Pの二種類に対応しています(足の出方の相違)。抵抗値は希望する可変範囲に合わせて決めて下さい。
基板寸法等はこちらの図を参照してください(クリックで拡大します)。
※REGM01と同一です。
頒布
【注意事項】
- 調達の都合上、上の写真とは異なる場合があります。
- 本機のマニュアルは当ページがすべてです。紙媒体はありません。
- 仕様や頒布価格は予告なく変更することがあります。
- 本機の組立てや使用による怪我・事故等には責任を負いません。
【価格】
- 頒布価格
- 基板: 150円
- 送料: 230円(4枚までなら普通郵便でも送れます。その場合は-100円します。連絡事項欄にお書き下さい。)
- 支払い方法: 銀行振込
【申込みフォーム】
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