ケミコンが爆発した。と、言っても、小さいものだったので大した被害ではないのだけど。Twitterに写真を投稿したらかなりの反応をいただけたので、ブログにも書いておく。
緑の基板は子基板(LCD基板)で、上に乗っていた。これが蓋になってくれてコンデンサの破片が飛び散るのを防いでくれた。正に、不幸中の幸い。
ものは、随分前にeBayで買ったCWデコーダ。届いたあと、ちょっと動作確認してしまいこんでいたもの。一年以上前の話。引出しをゴソゴソしていたら出てきたので、久しぶりに電源を入れたらこれ。
なお、基板には「9V」と書かれている。が、eBayの出品情報を見ると「9 – 12V」と書かれているものも多い。基板のパターンを追ってみると、DCジャックからすぐに78L05に入っており、実際の回路は5Vで動いているようだ。
ということで、「まぁ、良かろう」と13.8Vにつないだら数秒で「パンッ!」と乾いた音がしてこの状態。ただ、前述のとおり、回路には78L05を通って電源が供給されているので、おそらく損傷はないだろうと思う。液晶パネルは何か表示されていたと思う。とはいえ、すぐに電源を抜いたので詳しくはわからないけど。なお、以前動作確認したときには、確か9Vの乾電池を使ったような記憶がある。
近寄って、別の角度から。
絶縁紙は完全に乾いているようだ。触っても湿った感じはしない。そのためか、異臭もほとんどしなかった。
外側のプラスチックフィルムはそのまま残っている。220µF / 16V。手前のものと同じ。爆発したのが、78L05の入力側で、手前のがその出力側。このフィルムの印刷を信じる限り、極性は合っている(逆接続ではない)。
16V耐圧品なのに13.8Vで爆発したこと、絶縁紙が乾いていたこと、どう考えてもこれはおかしい。
ついでに、防爆弁はあるけれど機能せず、アルミケースがそのまま吹っ飛んだ。
この基板のケミコン、全部変えた方が良さそう。ついでに、タンタルコンデンサ(黄色いC、極性表示があるのでおそらくタンタルじゃないかと)も変えた方が安全か?今回の件で故障していなければ、だけど。
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