先日の上の記事、実際のところどうなのか実験してみた。
ボリュームのところの回路は前回の検討のものと同じ。B型50kΩVRに12kΩの抵抗。回路図を再掲。
アンプは386を使ったごく標準的なもの。電源電圧は5V。信号は、こちらの回路の発振部(Twin-T型)から取り出した。
では、実際の動作の様子のビデオ。ブレッドボードには余計な部品も載っているけれど気にしないように。あと、でっち上げで組んだものなので、接触不良でガリガリ言っているところがあるけれど、これも気にしないように。
最初は「Aカーブもどき」。計算結果でのグラフから小音量からの立上りのところが急になるのが気になっていたけれど、ごく小さい部分のため聴感上は気にならない(わからない)。徐々に大きくしていった感じ、また小さくしていった感じからは不自然さはなさそう。
20秒あたりでパラで入れてあった12kΩを除去。これで、Bカーブ50kΩ単体。音量の変化は「Aカーブもどき」に比べれば大きくなるのが早いが、実用上は問題なさそう。無理して「もどき」にする必要はない感じ。
それよりも問題は、音程の変化。「Aカーブもどき」だと音量を上げると音程(発振周波数)が下がる。Twin-T型発振器にぶら下がるインピーダンスが約50k~10kΩと大きく変化するため、これが影響してしまったようだ。これはいただけない。50kΩVR単体でも若干変化するけれど、「モールス練習機」としての用途なら、さほど気になるほどではないと思う。音感に敏感な人なら気になるかもしれないけど。
あとから考えれば当然の結果だけど、実験してよくわかった。
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