Twin-T型発振回路を使って、ほぼサイン波のオシレータを作ってみた。
電源電圧は、5~13.8V対応。発振周波数は、約600~800Hz(可変)。
その他の特徴としては、発振部、周波数可変VR、アンプ部が切り離せるようにしている(基板を割れるように)。発振部だけを取り出して自作機等に組み込んでサイドトーン回路として使える(その際は、VRは半固定が載るようにしている)。また、アンプ部は汎用品として使える(NJM386BDを使ったアンプ)。
以下、各電圧での最低周波数・最高周波数の波形。
- 5V
- 13.8V
実測値をまとめておく。
電源電圧 [V] | 最低周波数 [Hz] | 最高周波数 [Hz] |
---|---|---|
5.0 | 518 | 819 |
13.8 | 565 | 990 |
発振周波数は、電源電圧によって多少影響を受ける。電源電圧はもうちょっと低いところまでいけるかも。でも、乾電池二本では発振しなかった。上は、NJM386BDの絶対定格が15Vなので、13.8Vが上限と思った方が良い。なお、Bの付かない386は12V定格であることに注意(386Bが15V定格)。
こちらが、動作の様子。
キーは、DSCWアダプタ(これも自作)から入力。白い筒は簡易スピーカボックス(というほどのものでもないけど)。
【反省点】
チップトランジスタを使ったのだけど、フットプリントをあまり考えずに作ったら手ハンダが大変だった。手ハンダ用のもっと大きなフットプリントを使うべき。レジストを少し剥がして(実質のフットパターンを)大きくしたら少しはハンダ付けしやすくなった。黒基板はパターンが目視で追いにくく、試作には向かない。シルク印刷はハッキリ見えていいのだけど。銅箔面に入れた文字はレジストで見えなくなる。
DSCWアダプタの方は、ジャンパピンの裏がなぜかレジストが乗ってしまっていた(製造上の問題じゃなくて、そういうフットプリントだった)。要注意。また、白基板も黒基板と同様に、パターンが目視で追いにくく、銅箔面の文字はレジストで見えない。シルク印刷がハッキリ見えるのも同じ。
コメント