WSJT-X 2.0のFT8は1.xのそれとは形式が異なる。情報量がちょっと増えているため、互換性がない。現在のテスト版のWSJT-X 2.0-rc3では両方の形式がサポートされており、新形式でのテストは7.078か14.078MHzでとされている。このあたり、以前の記事にもうちょっと詳しくまとめてある。
WSJT-X 2.0への道
【追記】WSJT-X 2.0の正式版がリリースされた。【追記ここまで】WSJT-X 2.0のリリースケジュールが公式ページで発表された。こちらのページの下半分の「WSJT-X 2.0 is a major upgrade」のところ。そして、...
せっかくテスト版をインストールしたので、2.0形式でのQSOをしてみたいと思い、時折CQを出してみていた。しかしながら、通常の周波数とは異なっているのでいつも空振り。4kHzも離れていたら誰も聞いていないわな…。
そう思いつつもCQを出していたら応答があった!
2.0形式であることは、画面の中央部あたりに「Tx2.0」と赤帯で表示されていることからわかる。Tx/Rx周波数は4424Hz。普通はこんなところは使わないわけだけど、QRGを通常の14.074MHzに設定しているため。無線機のIF帯域を広くして、いつも広範囲をモニタしている。
お相手いただいたJA4RQO局、Twitterでつながっているので少しやり取りさせてもらったところ、JT9で運用していたらFT8の信号が見えたのでモードを切り替えてくれたとのこと。確かに、このあたりはJT9で使われる周波数だ。ちなみに、先方もWSJT-X 2.0-rc3。Auto Seqは使わずに、手動でメッセージを送出してくれたそうだ。73が通常とは異なる形式だったため、こちらが自動では対応できずに、同じメッセージを繰り返した。その後で、こちらも手動でRR73を送出した。よく見ると、こちらはレポートの受信を取り損ねている。後で気づいたけど、仕方ない。
ともかく、2.0形式のFT8での通信の実績は作れた。JA4RQOさん、ありがとうございました。
コメント
楽しみに待っています。
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2.0-rc4をインストールしたので、もう新形式でしか送信できません。
ときどきCQを出していますので、見えたら呼んでやってください。
10/14MHzの通常の周波数で、2000Hzよりちょっと上辺りで出しています。