Amazonのブラックフライデーセールで買ったものが早速届いた。
NS-04 マイクロニッパ
これは特に珍しいものでもない。これまで使っていたものが切れ味が悪くなってきたので、今回のセールで新しいものを購入。
主に基板に取り付けたリード部品の足のカット用に購入した。さすがにスパスパよく切れる。ばねがあるので、仕舞うときに開きっぱなしになるのが難点と言えば難点。開き過ぎ防止の機構が付いているけれど、それよりも閉じてロックする機構があればいいのに。
SS-02 ハンダ吸取器
いわゆる、スッポン。形状としてはよくあるタイプだけど、これの最大の特徴は、先端が柔らかいシリコンチューブであること。
非常に柔らかいチューブなので、吸取り個所に密着できる。このあたりは、メーカの公式ビデオがわかりやすい。
では、実際に使ってみる。
対象は、この可変抵抗。端子の一つはベタGND。サーマルパットではあるけれど、それでも熱が逃げやすくてやりづらい相手。さらに、固定足が二つ。端子よりも大きく、その上、可変抵抗の金属ボディそのものなので、これも熱が逃げやすい。
割と簡単に取れた。GNDと固定足は一回の吸取りでは無理だったけど、二回か三回くらいでハンダは概ね吸い取れた。部品を抜くときにちょっと加熱してやったら、割と簡単に外れた。
別の可変抵抗も同様に簡単に外せた。
電動バキューム式の吸取り器並みにハンダが抜ける。対象の足数が多くなければ、こちらの吸取り器の方が手軽でいい。電動式を引っ張り出す機会は減りそう。このハンダ吸取器は今回のセール対象ではなかったのだけど買って良かった。
それから、よくあるスッポンだと先端のノズルが(シリコンチューブよりは)硬いプラスチックなので、吸取り時のショックで基板(レジスト)を傷つけることもあった。しかし、これだと柔らかいシリコンチューブなのでそうしたリスクもほぼない。想定していなかったが、結構いい副次的なメリット。
とは言え、イマイチなところもある。
レバーを押し込んだときに出てくるクリーニング棒がシリコンチューブまでは出てこない(本体の先端くらいまで)ので、押し出されたハンダくずがシリコンチューブ内に引っかかる。これは手で引っ張って抜くしかない。難しくはないけど、面倒。クリーニング棒があと5mm長ければと思うけど、そうもいかないのだろうか?
それと、本体が金属性なので、見た目はいいのだけど、レバーを押し込むときに滑る。滑り止めを付けて欲しいところ。試しに輪ゴムをたくさん巻いてみたら、滑らなくなって操作性がとても良くなった。見た目はアレだけど…。
ハンダの吸取り性能はとてもいいだけに、使い勝手がもうちょっと良くなるといいなと思う。
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