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QEX Japan No.49

別冊CQ ham radio QEX Japan 2023年12月号

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1,980円(12/04 00:48時点)
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CQ誌とQEX誌とで同じような記事があるのが気になっていたので、本屋でチェック。

問題の(?)QMX(CW/デジタルモード用のQRPトランシーバキット)の記事は、CQ誌では概要の紹介。QEX誌では詳細の説明と、実際の組み立て、測定の解説。ちゃんと棲み分けられていた。著者は同じ。この装置はかなり面白そう。

もう一つの「マジックアイ付きMT管5球スーパー」は、CQ誌では「QEXにこの記事があります」と言った宣伝みたいな感じだった。CQ誌ではカラーで外観の紹介、QEX誌で装置の詳細という感じ。

その他、ざっと眺めてQEX誌の方を購入。ということで、いくつか紹介。

巻頭特別企画は、NanoVNAを活用してクリスタルフィルタを作る話。NanoVNAの記事と言うと、どちらかというと使い方に寄った物が多いのだけど、これは活用の話。実際に作って特性を測定してと、興味深い。

もう一つ、NanoVNAがらみ。NanoVNA-F V2の活用らしいが、「第1回」とあるので連載になるのだろう。

その「第1回」はLCR計としての活用。一般的なLCRメータではせいぜい100kHzでの測定なので、高周波回路で使うときにはLもCも特性が変わってしまう。NanoVNAなら実際に使用する周波数での測定ができる。私もNanoVNAを手に入れて最初にこの辺を実験し楽しんだ。今年(2023年)のハムフェアでもNanoVNAでLやCを測定する簡易ジグを頒布して多くの方に興味を持ってもらえた。

ところで、NanoVNA-F V2は、3GHzまで対応しており、画面も大きく(NanoVNA-H4よりも大きい)、筐体も金属でとても良い。唯一の欠点はmicroSDに対応していないこと。装置単体でスクリーンショットできないのがとても残念。

他の記事。

バランの話は前号の続編。Amazonなどで買える格安バランの検証やシュペルトップなど実験。これも面白い。

他には、手打ちモールス符号の特性(クセ)の可視化や、電波防護指針関連など。興味深い話がたくさん。

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