BlinkySWRの特性を測ったら50MHzまで行くとやや怪しくなる。もうちょっとなんとかならないだろうか?
抵抗交換
ふと思い出したのが、手持ちの抵抗。結構特性が良かったような気がする。BlinkySWRのブリッジ部の抵抗をこれに置き換えてみよう。
BlinkySWRのブリッジ部は1206(3216M)サイズの1/2W・51Ωが2×2が三組で12個(回路図では0.25Wだけど頒布品の抵抗は1/2W品とのこと)。
手持ちの特性が良さそうな抵抗は100Ωの0805(2012M)サイズ。1/4W品なので、これを二つ重ねれば50Ωの1/2Wになる。
載せ替えた様子。全部二個重ねなので総数24個。1206のランドに0805を載せるので余裕があるのだけど、数が多いので結構しんどかった。
早速、特性測定。前回と同じく、黄が入力から見たSWR(0.2/div)、青がR(10Ω/div)、赤がX(10Ω/div)、緑が通過減衰(2dB/div)。今回はいくつかの周波数にマーカを付けて数値表示はSWRだけにした。
結果は残念ながら良くならなかった。どちらかといえば悪くなっているが、誤差の範囲程度。
よくよく見ると、Xがマイナス。つまり、容量性。抵抗が誘導性になってしまって特性が悪化しているのではなくて、基板(配線)の浮遊容量の方が効いているってことか。先に気づくべきだった…。
抵抗の特性測定
話が前後するようなことになるけど、せっかくなので抵抗の特性を見ておく。コネクタにチップ抵抗を直付して測る。
51ΩがBlinkySWRに付属していたもの、100Ω×2が手持ち品。
まず、51Ωの方。測定周波数の範囲は1~601MHz。
X(リアクタンス)は予想通り周波数の上昇とともに誘導性を示している。
続いて100Ω×2の方。
かなりいい感じ。リアクタンスの上昇はものすごく少ない。
逆に、51Ωの方はリアクタンスが上昇して、それが浮遊容量と相殺して少し特性が良くなってたのかな?ならば、基板のパターンの引回し等で浮遊容量を減らせれば特性が良くなる?430は無理だとしても、144くらいまで使えるようにできないかな。
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