千石で「FCZコイル相当品」として売られていた7T7。7Sサイズの7MHz用。
測定方法
NanoVNA-H4でインダクタンスを測ってみる。ハンダ付けして測ろうかと思ったのだけど、押し付けたらそれらしい値を表示してくれたので、これで。
測定結果
端子の並びは上の通り(上から見た状態)。コアを回すとインダクタンスが変化するので、最小と最大を測定する。一番重要なのは1-3間だろうが、折角の機会なので他の端子間も測る。
1-3間
最小
最大
このグラフだけは縦軸のスケールが違うことに注意(2μH/div、他は1μH/div)。
1-2間
最小
最大
2-3間
最小
最大
4-6間
最小
最大
データシート
データシートと言ってもこの7T7のデータシートは見当たらない。同じくFCZコイル相当品と思われるDIYコイルのデータシートがこちら ⇒ PDF
このPDF内にオリジナルのFCZコイルへのリンクがあるが、残念ながらFCZ研究所のサイトが無くなっている。Wayback Machine内を探してみたら見つかったのでリンクを置いておく ⇒ FCZ 7Sコイルデータシート
これらのデータシートによると、7MHz用の7Sタイプのものは、1-3間は4.8~7.8μHとなっている。一方、今回の測定結果では、7MHz付近では3.4~6.2μH程度。100pFで7MHzで共振するインダクタンスは5.17μHなので、調整の範囲に入っている。
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