8002という中国発(?)のアンプIC、8002A、8002B等バリエーションがいくつかある。それらがどう違うのか、主な仕様を拾い出してみた。また、このチップの元となっているんじゃないかと思われるのNS(元TI)のLM4871も載せる。なお、ピン配置はすべて同一。
8002は数社から出ているようで、ここではShenzhen Fuman Elec(深圳市富满电子集团股份有限公司)のものを取り上げた(データシートが他と比べてしっかりしているので)。
LM4871 | FM8002A | SC8002B | TC8002D | FM8002E | ||
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絶対最大電源電圧 [V] | 6 | 6 | 5.5 | 6 | 6 | |
電源電圧 [V] | VDD | 2.0~5.5 | 1.6~6 | 2.0~5.5 | 2.0~5.5 | 1.6~6 |
静止時電源電流 [mA] | IDD | 6.5 | 4.3 | 6.5 | 6.5 | 4.3 |
シャットダウン時電流 [μA] | ISD | 0.6 | 4.2 | 0.6 | 0.6 | 4.2 |
出力オフセット電圧 [mV] | VOS | 5.0 | 3.7 | 5.0 | 5.0 | 3.7 |
出力電力(THD=1%)[W] | Po | 1.2 | 1.1 | 1.2 | 1.2 | 1.1 |
出力電力(THD+N=10%)[W] | Po | 1.5 | 1.6 (max) | 1.4 | 1.5 | 1.6 (max) |
数値は、原則、Typical値。出力電力は8Ω負荷の場合。
こうして眺めてみると、LM4871のコンパチ品は8002Dか。
8002Dよりも8002Aの方が電源電圧が低くてもOK(わずかな違いだけど)。シャットダウン時電流が多いけど、シャットダウン機能を使わないのなら関係ない。
価格はメーカ次第。というか、流通量次第か?8002Aの方が安いところもあれば、8002Dの方が安いところもある。
ちなみに、上の写真はiPhone XRにクリップ式のマクロレンズ。ちゃんと文字が読める程度には撮れる。色収差がひどいけど。
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