旧コールサインには、やはり愛着がある。アマチュア無線家にとって唯一無二のものだから。と思ったら、今は古いコールサインは再割当てが実施されているそうな。「有限の資源」だから仕方ないか。
それはともかく、無線再開となれば、やはり、できることなら昔のコールサインで復活したい。総通局のサイトを見れば、しっかりそういう解説があった。
総務省|中国総合通信局|旧コールサインの復活について
http://www.soumu.go.jp/soutsu/chugoku/fieldinfo/denpa_ri_ama…
このページよれば、旧コールサインを証明する書類があれば、復活できるとある。もちろん、再割当てされていなければ、という条件がつくけれど。
現状のコールサイン割当状況については、TSSのサイトにまとめがある。
コールサイン付与状況
http://tsscom.co.jp/hosho/calljokyo.html
これによれば、1、2、3、6エリアは再割当てが行われているらしい。私の旧コールは4エリアなので、幸い、再割当てはされていない。後は、旧コールサインを証明する書類を用意できれば大丈夫(何が証明書類として認められるかは、上の総務省のサイトに記載されている)。
旧コールサインは4エリアのもの。現住所は1エリア。なので、常置場所を実家住所にして、移動する局として申請する。逆に言えば、実家など、旧コールサインのエリア内に、常置場所として使えるところがなければ、この手は使えない。
では、申請。今は、免許申請はオンラインでできるようになっていた。
総務省 電波利用 電子申請・届出システム
http://www.denpa.soumu.go.jp/public/
素晴らしい。というよりも、もし、未だに紙申請だったら、その方がビックリだけど。
紙申請と電子申請のどちらでも受け付けてもらえるが、申請料が違う。電子申請の方が圧倒的に安く設定されている。
免許申請手数料一覧
http://www.tele.soumu.go.jp/j/ref/material/feestab/
これによれば、アマチュア局で50W以下の免許申請料は、紙だと4,300円、電子申請だと2,900円。当然、迷わず、電子申請を選択。
アマチュア局向けには、専用のシステムが用意されている。
総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite
http://www.denpa.soumu.go.jp/public2/
ここにあるように、まずは、新規ユーザ登録が必要。登録はオンラインでできるけれど、登録後にユーザIDが郵送されてくるので、すぐに免許申請はできない。
ユーザIDのハガキが届いたら、それを使って電子申請する。
まずは、旧コールサインの復活を目的とするので、ややこしいことは考えないで済むよう、技適機だけで申請。これなら、慣れない電子申請システムでも簡単。
申請が済み、問題がなければ、申請料納付の案内が電子メールで送られてくる。ネットバンクで支払えるので、自宅内で済ませられる。手数料はかからなかった。
開局申請の流れ
http://www.denpa.soumu.go.jp/public2/flow/flow_a.html
申請料の納付を終え、「電子申請・届出システム Lite」で状況を照会して状態が「審査中」になったら、免許の返信用封筒を申請先の総通に送る。
ここで、「そういえば、旧コールサインを証明する書類の提出をまだ行っていないな」と気づき、スキャンしてPDFにし、それを「電子申請・届出システム Lite」で追加書類として提出した。
その後、数日で局免が郵送されてきた。申請から三週間ほど。途中、問合せ等はなかった。
以前は、長形3号の封筒にそのまま入るサイズだったけれど、今のものはA5版。なので、二つ折りにされて送られてくる。返信用封筒として大きなものを送れば折らずに送ってくれるらしいけど、定形外の送料がかかる。
余談。三アマの試験には合格したものの、その従事者免許証が手元に来る前に電話級の資格で開局申請したので、電波の型式がそれになっている。
以上、無事、旧コールサインが復活できた。
コメント
旧コールサイン、愛着ありますよね。焦って3エリア再割り当てで再開局したものの、県立図書館に収蔵してあった局名録を活用して4エリアコールサインの復活ができました。現用の3エリアコールサインで色々と手続き終わっていることもあるので、どうやって4エリアコールに移管させるか思案中です(笑
総通に電話して聞いてみるっていうのが案外早道かもしれません。
そうですね。
JARLとARRLに確認してみます。